めぇでるコラム
さわやかお受験のススメ<小学校受験編>試験当日の留意点
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「めぇでる教育研究所」発行
2018さわやかお受験のススメ<小学校受験編>
(第66号)
年長児のお子さまをお持ちの小学校受験をお考えの皆様を応援します!!
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◆◆試験当日の留意点◆◆
季節の変わり目、朝晩、気温の変化の激しい毎日が続いています。体調を崩し
やすいですから、お子さんの健康管理には、十分注意してください。
今回は、試験当日の留意点をあげておきましょう。
1.募集要項を丁寧に読み直し、持参するものの一覧表を作っておき、慎重にチ
ェックをしましょう。
受験票、面接票、当日のスケジュール表(出願後に学校側から送られてきた
資料)、募集要項、上履き(学校によってはご両親用も)、運動靴(雨天の場合
は雨具の他に、お子さんの着替えやソックスなど)、携帯電話(万一の交通事故
に備え)、スイカ、パスモなど。
親子一緒の控室のところは、お子さんが静かに待てるようなものも用意する
といいでしょう。
2.当日は、いつもと変わらない朝を迎えてください。
学習院のように試験当日に両親面接があると、ご両親が緊張しがちです。
いつもは「行ってくるよ」と会社へ出かけるお父さんが、一生懸命に駄洒
落を飛ばすのですが、全くうけなくて、かえって、「パパ、どうしたの?」と怪
しまれてしまったと、笑いながら話してくれたお父さんがいました。
いつもと同じように、平常心を心がけましょう。
3.いかなる場合でも、遅刻は認められません。
特に、バスを利用する場合は、注意が必要です。
朝は、渋滞する可能性がありますから、事前によく調べておきましょう。
説明会でも開始間際にタクシーで、あわてふためきながらやって来るお母
さん方を見ました。
事故による渋滞や電車の遅れなどの場合は、他の交通手段も考えておきた
いものです。
そして、携帯電話で学校に問い合わせ、指示を求めましょう。
そのためにも電話番号を登録しておくことです。
ただし、校門の所で必ず、電源を切ることをお忘れなく。
4.所定の手続きを指示に従い、あわてずに行いましょう。
頭をひねるような難しいことはありませんが、時間ぎりぎりに到着となる
と、気のあせりからミスをしがちで、そういったときは、いつもと違ったご両親
になっているものです。
そばで見ているお子さんは、どういった心境になるでしょうか。
控室で一息入れずに試験場へ向かい、すぐにテストです。
まわりは、知らない子ばかりです。
お子さんがいつものような状態で、テストを受けられるはずはありません。
それまで全力を尽くしてきたとしても、この一瞬で、すべてが台無しにな
る可能性もあります。
十分な配慮が必要です。
5.服装は、動きやすく、着馴れたものを。
新品の革靴をはかせるようなことは止めましょう。
学校へ着けば履きかえるのですから。
靴擦れでもしたら、運動テストどころではありません。
髪の毛の長い女の子は、運動の時に困らないようにしておきましょう。
リボンが気になりマット運動ができなかった話を聞いたことがあります。
袖の長いブラウスなどは、制作の時に邪魔になることも考慮しておきまし
ょう。
女の子は、お気に入りのブラウスなどを着せると、汚れが気になり、集中
できません。
6.テストの前に用便をすませておきましょう。
幼児教室へ通っている方は、教室へ入る前に、必ず、やっていると思いま
す。
白百合学園小学校のように校舎見学の機会がない場合は特に、集合時間間際
でトイレの場所を慌てて探すことのないよう、時間に余裕を持って行くよう
にしましょう。
テスト中にトイレとなると、それまでです。
7.いつものように教室へ送り出しましょう。
控室で、「話をきちんと聞くのですよ」などと、くどくど注意するお母さん
方がいるようです。
そういうことが、みんなプレッシャーになってしまいます。
また、大勢の子どもを見て、驚き、緊張している様子が見えたときは、お
子さんが、もっとも安心する態度で接してあげましょう。
よく聞く話ですが、しゃがんで、お子さんの目を見ながら手を握ってあげ、
「いつもと同じなのよ」
というのが効果的なようです。
お子さんの性格によっても違いますが、こういったことも起こりえると考
えておきましょう。
8.万一の急病に備え、常備薬を持参しましょう。
幼稚園の遊戯会、ピアノなどの発表会の前の晩に、熱を出した経験のある
お子さんは注意が必要です。
直前に、インフルエンザなどの感染症にかかった場合は、必ず学校側に連絡
し、指示に従ってください。
9.テストの時間によっては、昼食の用意をしておきましょう。
近所のレストランなどをあてにしていると、「日曜日で休み」となりかねま
せん。
一口で食べられるサンドイッチやおにぎり、飲み物も自動販売機などで購
入せず、小さい水筒などを用意しておきたいものです。
10.幼稚園や保育園、幼児教室などの友達と会うことも考えられます。
緊張しているときに友達と会うと、ほっとして舞い上がるお子さんがいま
す。
あいさつ程度にし、お子さん同士がふざけ合うようなことのないようにし
ましょう。
11.行動観察や運動テストなどで、子ども同士のトラブルが起こる場合も
あります。
先生から事情を聞かれたときは、はっきりと答えることです。
男の子は、これが苦手なようです。
12.お子さんがテスト中の控室では、たとえ友達や顔見知りの人がいても、
お互いに遠慮して話し込まずに、本を持参し静かに読むようにしましょう。
「携帯電話の電源は切るか、マナーモードにしてください」とある場合は、
スマートフォンも使用禁止です。
入試本番まであとわずか、風邪を引かないように注意しましょう。
お子さん、お母さんは勿論のこと、お父さん、外出先から帰ったときは、必ず、
手洗いとうがいを励行してください。
そして、お母さん、お子さんにとっては、お母さんの明るい笑顔が頼りです。
精神的なコンディションを崩さないことも、ご両親の大切な役目です。
ここが正念場と考え、頑張ってください。
10月4日は十五夜でしたが、ご覧になりましたか。十三夜は11月1日だそ
うです。天候次第ですが、スッキリと晴れた秋の空に、煌々と輝く満月を見た
いものですね。心に余裕を持ちましょう。
(次回は、最終回[ご両親の心構え]などについてお話しましょう)