めぇでるコラム
さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>名門幼稚園の保育方針 国立附属幼稚園編(2)
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「めぇでる教育研究所」発行
「2018さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>」
第18号
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名門幼稚園の保育方針 国立附属幼稚園編(2)
この他の国立附属の幼稚園は、以下のとおりです。
【東京学芸大学附属幼稚園 竹早園舎】
★教育目標★
本幼稚園では、いろいろな個性を持つ子どもたちの交流を通して、豊かな人間
理解を根底とする社会性の芽生えを培うことを基本とし、幼児が主体的に行動
できる環境を通して、自主性・創造性を育て、健康・明朗で個性豊かな民主的
人格の芽生えを培うことを目標とするものである。これを受けて竹早園舎では、
・自分なりのやり方で一生懸命に取り組む
・友達と共感しあう
・自分の役割を最後まで果たそうとする
を教育目標としている。
募集園児数は、男児15名・女児15名 計30名。
通園地域制限は、願書提出の時点で保護者とともに東京都23区内に居住し、
自宅から本園まで、幼児が徒歩または公共の交通機関を使用して35分程度ま
でで通園できる者で、入園後もこの地域内に保護者とともに居住する者。ただ
し、受験のための一時的な住所の変更(寄留)は一切認めないとなっています。
選抜方法は、抽選で第一次選抜合格番号発表、第二次選抜、発育総合調査、第
三次選抜で抽選。
平成27年度の入園調査の結果(平成28年4月入園)
募集人数 男女 各15名
応募数 男 266名 女 257名
第一次合格者数 男 25名 女 24名
抽選合格者数 男 15名 女 15名
(平成29年3月5日のホームページより)
【東京学芸大学附属幼稚園 小金井園舎】
★教育目標★
人や身近な環境にかかわる中で、自主性と創造性を持ち、明るくのびのびと自
己発揮する子どもを育てる。一人一人を生かす保育。
・感動する子ども
・考える子ども
・行動する子ども
募集園児数 3歳児 約50名 うち若干名は障害のある幼児とし、選考は別
枠で実施。
通園地域制限は、指定した通園区域内(小金井市の一部、国分寺市の一部、小
平市の一部)に願書提出当日に在住する者で、保護者または代わりの者が付き
添い、徒歩で通園できる者となっています。
選抜方法は、第一次検定は抽選、第二次検定は面接と観察。
なお、障害のある幼児の入園志願者募集については、ホームページに紹介され
ていますのでご覧ください。
ところで、東京学芸大学附属の小学校は、竹早小学校、大泉小学校、世田谷小
学校、小金井小学校と四校あって中学まで進めますが、高校は一校しかありま
せんので、それぞれの中学校から約五分の三しか進級できません。成績優秀な
生徒だけが集まりますから、合格実績がさん然と輝きます。
平成28年度は東大57名(57名)、慶大148名(54名)、早大177
名(46名)合格、( )内は進学者数。一時、高校進学辞退者もいて東大
の合格実績も下降気味と報道されていましたが、この実績が魅力になっている
のは間違いないでしょう。
【千葉大学教育学部附属幼稚園】
★教育目標★
・明るくすなおな子ども
・進んでとりくみやりぬく子ども
・考える子ども
・協力しあう子ども
募集人員は3歳児、男児約14名、女児約14名、4歳児、男児約14名、女
児約14名。
通園地域制限は、出願時現在、千葉市の下記指定地域に保護者とともに住居し
ている者。
中央区、稲毛区(園生町は京葉道路からJR総武線寄り)・花見川区・美浜区・
若葉区殿台町(高品交差点から千葉若葉消防署殿台出張所前を結ぶ道路以南)。
選抜方法は、第一次選考、第二次選考(抽選)。
なお、応募者の公表はありません。
【埼玉大学教育学部附属幼稚園】
★具体的目標★
子どもの自らのびる力を育てる。
・健康で明るくたくましい子ども
・自らすすんで人とかかわり友達と仲良く遊べる子ども
・のびのびと表現し、創造性豊かな子ども
募集人員は3年保育、男女計約20名、2年保育は、附属小学校の定員数の削
減により平成25年度(平成24年11月実施)から、男女計約10名に変更
されました。
通園地域制限は、通園区域内に、公示日現在、保護者と同居していて徒歩で通
園できる者。
さいたま市浦和区(常盤・高砂・元町)、南区(別所・鹿手袋)、桜区(西堀)、
中央区(大戸・新中里)など、詳細は募集要項をご覧ください。
選抜方法は、第一次検査、第二次抽選。
なお、応募者の公表はありません。
国立附属幼稚園の場合は、地域指定や通園方法にも徒歩などといった条件があ
り、平等を期すために考査前や合格後に抽選のあることがもどかしいところで
しょう。「抽選があるから」と早くから準備をされない方もいるようですが、
抽選で受験資格を得てからでは、せっかくのチャンスを無にすることになりか
ねません。ご両親には面接の対策を、子ども達には「お母さんのもとを離れて
も楽しいことがある」ことをきちんと体験しておく必要があります。
(次回からは、私立の幼稚園についてお話ししましょう)