めぇでるコラム
さわやかお受験のススメ<小学校受験編>試験当日の留意点
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
「めぇでる教育研究所」発行
2017さわやかお受験のススメ<小学校受験編>
第66号
年長児のお子さまをお持ちの小学校受験をお考えの皆様を応援します!!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
◆◆試験当日の留意点◆◆
お見事! 3年連続、ノーベル賞受賞! おめでとうございます。
昨年は大村氏と梶田氏が2日連続受賞。今年は大隈良典氏がノーベル生理学医
学賞を受賞。
これで日本人のノーベル賞受賞者は25名となりました。
コツコツと研究を積み重ねた結果の受賞、こういった研究心を、しっかりと育
てたいですね。
台風が接近し、そのせいでしょう、朝晩、気温の変化の激しい毎日が続いてい
ます。今日4日は真夏日になるとか。お子さんの健康管理には、十分注意して
ください。
今回は、試験当日の留意点をあげておきましょう。
1.募集要項を丁寧に読み直し、持参するものの一覧表を作っておき、慎重に
チェックをしましょう。
受験票、面接票、当日のスケジュール表(出願後に学校側から送られてきた資
料)、募集要項、上履き(学校によってはご両親用も)、運動靴(雨天の場合
は雨具の他に、お子さんの着替えやソックスなど)、携帯電話(万一の交通事
故に備え)、スイカ、パスモなど。
親子一緒の控室のところは、お子さんが静かに待てるようなものも用意すると
いいでしょう。
2.当日は、いつもと変わらない朝を迎えてください。
学習院のように試験当日に両親面接があると、ご両親が緊張しがちです。
いつもは「行ってくるよ」と会社へ出かけるお父さんが、一生懸命に駄洒落を
飛ばすのですが、全くうけなくて、かえって、「パパ、どうしたの?」と怪し
まれてしまったと、笑いながら話してくれたお父さんがいました。
いつもと同じように、平常心を心がけましょう。
3.いかなる場合でも、遅刻は認められません。
特に、バスを利用する場合は、注意が必要です。
朝は、渋滞する可能性がありますから、事前によく調べておきましょう。
説明会でも開始間際にタクシーで、あわてふためきながらやって来るお母さん
方を見ました。
事故による渋滞や電車の遅れなどの場合は、他の交通手段も考えておきたいも
のです。
そして、携帯電話で学校に問い合わせ、指示を求めましょう。
そのためにも電話番号を登録しておくことです。
ただし、校門の所で必ず、電源を切ることをお忘れなく。
4.所定の手続きを指示に従い、あわてずに行いましょう。
頭をひねるような難しいことはありませんが、時間ぎりぎりに到着となると、
気のあせりからミスをしがちで、そういったときは、いつもと違ったご両親に
なっているものです。
そばで見ているお子さんは、どういった心境になるでしょうか。
控室で一息入れずに試験場へ向かい、すぐにテストです。
まわりは、知らない子ばかりです。
お子さんがいつものような状態で、テストを受けられるはずはありません。
それまで全力を尽くしてきたとしても、この一瞬で、すべてが台無しになる可
能性もあります。
十分な配慮が必要です。
5.服装は、動きやすく、着馴れたものを。
新品の革靴をはかせるようなことは止めましょう。
学校へ着けば履きかえるのですから。
靴擦れでもしたら、運動テストどころではありません。
髪の毛の長い女の子は、運動の時に困らないようにしておきましょう。
リボンが気になりマット運動ができなかった話を聞いたことがあります。
袖の長いブラウスなどは、制作の時に邪魔になることも考慮しておきましょう。
女の子は、お気に入りのブラウスなどを着せると、汚れが気になり、集中でき
ません。
6.テストの前に用便をすませておきましょう。
幼児教室へ通っている方は、教室へ入る前に、必ず、やっていると思います。
白百合学園小学校のように校舎見学の機会がない場合は特に、集合時間間際で
トイレの場所を慌てて探すことのないよう、時間に余裕を持って行くようにし
ましょう。
テスト中にトイレとなると、それまでです。
7.いつものように教室へ送り出しましょう。
控室で、「話をきちんと聞くのですよ」などと、くどくど注意するお母さん方
がいるようです。
そういうことが、みんなプレッシャーになってしまいます。
また、大勢の子どもを見て、驚き、緊張している様子が見えたときは、お子さ
んが、もっとも安心する態度で接してあげましょう。
よく聞く話ですが、しゃがんで、お子さんの目を見ながら手を握ってあげ、
「いつもと同じなのよ」
というのが効果的なようです。
お子さんの性格によっても違いますが、こういったことも起こりえると考えて
おきましょう。
8.万一の急病に備え、常備薬を持参しましょう。
幼稚園の遊戯会、ピアノなどの発表会の前の晩に、熱を出した経験のあるお子
さんは注意が必要です。
直前に、インフルエンザなどの感染症にかかった場合は、必ず学校側に連絡し、
指示に従ってください。
9.テストの時間によっては、昼食の用意をしておきましょう。
近所のレストランなどをあてにしていると、「日曜日で休み」となりかねませ
ん。
一口で食べられるサンドイッチやおにぎり、飲み物も自動販売機などで購入せ
ず、小さい水筒などを用意しておきたいものです。
10.幼稚園や保育園、幼児教室などの友達と会うことも考えられます。
緊張しているときに友達と会うと、ほっとして舞い上がるお子さんがいます。
あいさつ程度にし、お子さん同士がふざけ合うようなことのないようにしまし
ょう。
11.行動観察や運動テストなどで、子ども同士のトラブルが起こる場合もあ
ります。
先生から事情を聞かれたときは、はっきりと答えることです。
男の子は、これが苦手なようです。
12.お子さんがテスト中の控室では、たとえ友達や顔見知りの人がいても、
お互いに遠慮して話し込まずに、本を持参し静かに読むようにしましょう。
「携帯電話の電源は切るか、マナーモードにしてください」とある場合は、ス
マートフォンも使用禁止です。
入試本番まであとわずか、風邪を引かないように注意しましょう。
お子さん、お母さんは勿論のこと、お父さん、外出先から帰ったときは、必ず、
手洗いとうがいを励行してください。
そして、お母さん、お子さんにとっては、お母さんの明るい笑顔が頼りです。
精神的なコンディションを崩さないことも、ご両親の大切な役目です。
ここが正念場と考え、頑張ってください。
10月13日は十三夜です。天候次第ですが、スッキリと晴れた秋の空に、煌
々と輝く満月を見たいものですね。心に余裕を持ちましょう。
(次回は、最終回[ご両親の心構え]などについてお話しましょう)