月別 アーカイブ

HOME > めぇでるコラム > アーカイブ > 2018幼稚園受験: 2017年5月

めぇでるコラム : 2018幼稚園受験: 2017年5月

さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>名門幼稚園の保育方針 私立幼稚園編(11)

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
         「めぇでる教育研究所」発行
   「2018さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>」
            第29
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

私立幼稚園編(11)
ここで紹介する情報は、私が説明会や過去のホームページなどから得たものが
中心になっており、説明会、見学会、募集人員に関する情報は、平成29年度
(平成28年秋実施)のものであることをお断りしておきます。本年度の情報
は、各園のホームページをご覧ください。
 
森村学園幼稚園 
かつて森村学園は、都内港区の高輪にありましたが、1980年に、田園都市
線つくしの駅から約5分、緑の森に囲まれた横浜市緑区に移転しました。当時、
目白に本部をおく幼児教育研究所にいましたので、渋谷駅から乗り換え、つく
しの駅に着いたときは、かなり遠くへきた気がしたものです。今ほど開発は進
んでおらず、緑に囲まれた学園は素晴らしい環境で、広い園庭で遊ぶ子ども達
の姿から、園のキャッチフレーズでもある、「自然の中ですくすくと」を実感
しました。
 
学園の創立者、森村市左衛門は、幕末から大正にかけて活躍した実業家で、ノ
リタケ、日本ガイシ、TOTOなど「森村グループ」の創設者。日本女子大の
設立にも貢献した後、1910年、「花をつくるより人をつくろう」と決意し、
自宅の庭に理想とする幼稚園と小学校を新設、これが学園の始まりです。船舶
王といわれた山下亀三郎が、「船は沈められてしまうが、人材を育てる学校を
つくっておけば国家に役立つ」と考え創設したのが桐朋学園、むかしの実業家
は、教育の重要なことを考え実践しました。
 
学園は、「正直・親切・勤勉」を礎とする15ヵ年、幼小中高の一貫教育、こ
れを園児達にわかるように、やさしく言い換えると以下のようになります。
      
正直 「ごまかさないこと」です。よい子のお友だちは、決してお父さまやお
   母さまのことをごまかしません。お友だちのこともごまかしません。そ
   してなにより、自分をごまかすことは絶対にしません。“正直”である
   ということは、自分のことを含めて、決して人をごまかさないことをい
   うのです。
 
親切 「やさしいこと」です。よい子のお友だちは、お父さまやお母さま、兄
   弟に対してもやさしいです。お友だちに対してもやさしいです。そして
   なにより、よい子のお友だちは、自分のことを大事にします。“親切”
   であるということは、自分をも含めて、すべての人にやさしいというこ
   となのです。
 
勤勉 「全力でとりくむこと」です。よい子のお友だちは、お父さまやお母さ
   まの前で力を出し切ります。お友だちとも全力でお付き合いをします。
   そしてなによりも、自分のために何ごとに対しても全力でとりくみます。
  “勤勉”であるということは、いつも自分の力を惜しみなく出し切ること
   をいうのです。
 
誰のこともごまかさず、常に全力で取り組むからこそ、人間はやさしい人でい
ることができるのです。すべての人が正直・親切・勤勉であることによって、
世の中はとても暮らしやすい世界になり、それによって文化や科学も限りなく
発展していくのです。森村っ子には世界の真のリーダーになってほしい。森村
市左衛門先生はそういう願いを込めてこれらの言葉を森村っ子の心の柱になさ
ったのです。そして幼稚園はこの森村教育の出発点になるのです。
 
頭の痛い言葉が、並んでいます。私達、大人こそ、正直・勤勉・親切であるべ
きで、子ども達に望む前に、襟を正し、よい手本を示すべきではないでしょう
か。
 
少し長くなりますが、藤原 伸介園長からのメッセージを紹介しましょう。
     
森村学園幼稚園は、保護者の皆さまにとって、とても手間隙のかかる幼稚園で
す。
たとえば、
森村学園の幼稚園には通園バスがありません。毎日保護者のみなさ
まに、お子さまと手をつないでの送迎をお願いしています。手をつなぐことで
お子さまとのコミュニケーションをしっかりととっていただくと同時に、ご挨
拶の大切さや公共のマナーを自然と学んでほしいと思っています。
森村学園の幼稚園には給食がありません。毎日おうちの方に手作りのお弁当を
作っていただいています。質、量ともに、それぞれの子どもにあった食事を作
っていただくことによって、子ども達はお弁当を完食することができ、そこで
初めて本当の意味で“ごちそうさま”の意味を学ぶことができるからです。
森村学園の幼稚園では、園での教育にしっかり手間隙をかけています。
たとえば、
森村学園幼稚園では、読み書きそろばんを教えていません。幼稚園でそれを教
えてしまえば、手っ取り早く小学校教育にアプローチすることができるかもし
れませんし、受験学力の育成にはより有効かもしれません。しかし、家庭を離
れた初めて家族以外の人と時空を共にする子どもたちにとって、幼稚園で学ぶ
べき最も大切なことは何でしょうか。私たちは、いろいろな人がいることを認
める心を育んだり、約束を守る大切さや我慢することを学んだり、みんなと力
をあわせて達成する喜びを体験したりすることこそが、大切だと思っています。
私たちはそれを、この恵まれた自然環境を最大限に活用して、“遊び”という
手段を通じて、子どもたちに教えていきたいと考えています。これは読み書き
そろばんを教えるよりずっと手間隙のかかる仕事です。
 
森村学園幼稚園は、元気で明るい未来を担っていく子どもたちが、人生で初め
て社会生活を体験するそのステージで、健やかに育っていくよう、みんなが手
間隙惜しまず子どもたちに愛情を注いでいく空間なのです。
(平成27年4月のホームページより)   
 
先週、紹介しました文字、数を学習する桐蔭学園幼稚部のあとに何ですが、い
かがでしょうか。
「いろいろな人がいることを認める心を育む」、「約束を守る」、「我慢する」、
「みんなと力をあわせて達成する喜びを体験する」などを身につけるのが、幼
稚園生活の基礎、基本です。こういったことを等閑(なおざり)にして、早期
教育に取り組むのは間違いであることに、賢明なお母さん方はお気づきだと思
います。
   
【教育目標】
◇明るくじょうぶで素直な子ども
◇みんなといっしょにやっていける子ども
◇自分で考え、工夫できる子ども
◇情緒豊かな子ども
 
子どもらしい子どもとは、こういった発達を遂げている子のことです。
 
30数年前の説明会で聞いた話ですが、駆け出しの新米時代でしたから、新鮮
に聞こえ、幼児教育の指針が見つかったような気がしたものです、いささかオ
ーバーですが(笑)。文言は正確ではありませんが、このような話でした。
   
幼児教育で大切なことは、「やるべきこと」「やらなくてはいけないこと」を、
きちんと教えることであり、本来幼児は何にでも興味を持つ意欲的存在である
はずが、日常生活では、「いけません! だめです!」と禁止や抑制の言葉が
多くなりがちで、その結果、幼児のやる気や意欲を摘み取っています。これは
親の責任で、幼児は環境から大きな影響を受け、親の過保護、過干渉が子ども
を駄目にしています。「三つ子の魂百まで」といわれているように、三歳とい
えば性格の土台作りにあたる大切な時期で、将来に大きな影響を与えるだけに、
二度と来ないこの時期を預かる私どもの責任の重さを痛切に感じています。
(中略)
1 甘やかさない。
2 過干渉にならない。
3 長い目でじっくり育てる。
4 遊びながら学ばせる。
5 偏らずいろいろな遊びに取り組ませる。
これが、伸びる子に育てるお母さん方の役目です。
(鈴木 昭 園長)         
 
以前に紹介しました、過保護、過干渉の育児について戒める、中国の話を思い
出してください。
 
五香の儀式の意味
中国において、生まれた赤ちゃんには乳をやる前に、 
○ まず、酢をなめさせる。
○ つぎに、塩をなめさせる。
○ そのつぎに、苦い薬をなめさせる。
○ 四番目は、トゲのあるかぎかずらをなめさせる。
○ 最後に、砂糖をなめさせる。
この「五香の儀式」を行ったという。このように生まれた赤ちゃんには、人
生は、「すっぱく」「からく」「苦く」「痛い目」に遭わなければ、甘いも
のにありつけないことを、身をもって体験させるのである。今もこの習慣が
残っていたとすれば、すばらしいことであると思う。何しろ、生まれたとき
から過保護に育てすぎている。
親としては愛情を注いでいることになるのだろうが、ひよわな人間が多すぎ
る。ちょっと困難なことに直面すると、簡単にギブアップしてしまう。
(「目からウロコが落ちる本」 P20 笠巻 勝利 著 PHP文庫
 PHP研究所 刊)
 
構い過ぎではないでしょうか。
目一杯可愛がるのは3歳までで、自立の時代に入る3歳からは、過保護は子
ども達にとって、迷惑な愛情になりかねません。
   
ところで、私事で恐縮ですが、学園が移転後の高輪の地に億ションが建築さ
れ、その9階にそのころ私がお世話になっていた大手幼児教室の教室があり、
そこに住まいを構えていた三浦夫妻
のお子さんの受験準備を、私がお手伝い
をする可能性があったらしいのです
が、引越しをされ実現しませんでした。
三浦夫人というより百恵ちゃんは、
日本の歌手には珍しいジャズ的なフィー
リング、リズム感があり、ドラムを
少しかじっていたものですから、
「プレイバック」には度肝を抜かれました。
楽しみにしていたのですが、残念でした(笑)。
 
【説明会・公開イベント】 
既に公表済み。いずれも予約制、ホームページの「イベント申し込みページ」
をご覧ください。
 
【募集人数】  3年保育(3歳児 男・女) 約40名
  2年保育(4歳児 男・女) 約20名 
(29年度のものです)
【Q&Aコーナー】  Q&A
(1)幼稚園生活について
Q: 登園・降園時間について教えてください。
A: 登園時間は8時50分~午前9時10分までの間に登園して下さい。
ただ、お子様がスムーズに遊びに入れるよう、この時間帯の早めに登園して
下さることをお勧めします。
降園時間は通常、年少児は13時30分、年中児は13時40分、年長児は
13時50分です。
また半日保育の日は年少組が11時20分降園で、その後10分ずつ遅れて
年中・年長の順に降園します。
 
Q: 園児の通園方法や時間に制限がありますか。
A: 保護者の方が送迎してくださることが原則です。交通手段については、
特に制限はありません。お車をご利用の場合、学園内に車を入れることは危
険防止上、お断りしています。また、路上駐車は固くお断りいたします。通
園時間の制限も特に設けていません。
 
Q: 制服はありますか。
A: 特に制服は定めていません。お弁当を入れるためのバスケットが指定
用品です。この他に上履き・園庭履き・体操着・防災頭巾は指定した品を使
っていただいています。なお、通園時の利便性を考慮し、ご希望でご利用い
ただける“通園ユニホーム”をご用意しています。
 
Q: 給食はありますか?
A: 給食は行っていません。月曜日、火曜日・木曜日・金曜日はお弁当を
持参して下さい。なおお弁当の際に牛乳をご用意いたします。
 
Q:預かり保育の制度はありますか。
A:平成27年度は午前保育の水曜日に限り、午後2時までの預かりを実施
しています。また課外保育として、ご希望の方を対象に体操教室とプール教
室を開催しています。(詳細は略)
※平成28年度よりお預かり保育「子どもの森」を開設しています。「子ど
もの森」についてはホームページをご覧ください。
 
(2)初等部への進学について
Q:初等部へ進学する際に、試験がありますか。
A:特に試験はありません。幼稚園からの推薦で進学が決まります。
 
Q:初等部への推薦条件を教えてください。
A:現在の初等部の環境の中で、周りに迷惑をかけることがなく、集団生活
を送ることができるかどうかが基準になります。
 
(3)入園考査について
Q:入園考査ではどのようなところを見るのですか。
A:そのお子さんが、みんなと一緒に遊ぶことができるレベルまで成長して
いるかどうかを見ます。
みんなと一緒に楽しく遊ぶには「人のお話を聞こうとする姿勢がある」「自
分の気持ちを伝えようとする姿勢がある」「お約束を守ろうとする姿勢があ
る」などの基本的な姿勢と、「一緒に行動するだけの身体的成長が伴ってい
る」ことが求められます。そうした観点が備わっているかどうかを中心に拝
見させていただきます。
 
Q:入園考査はどのように行われるのですか。
A:考査は7人程度でグループを作り、約45分間、先生達とお友達とで一
緒に遊んでいただく形で実施いたします。考査終了後保護者面接をさせてい
ただき、総合結果で合否を判定いたします。
 
Q:保護者面接は両親がそろった方がいいですか。またどのようなことが聞
かれるのでしょうか。
A:できるだけご両親でお越しください。ただし、お仕事などの関係でどう
しても難しい場合は、必ずしもその限りではありません。ご質問させていた
だく内容は、志望動機やご家庭でのお子様の様子など、一般的な内容で、所
要時間は約7分程度を予定しています。
 
Q:試験日を選択することはできますか。
A:2年保育は11月1日(日)のみの試験ですので、日にちは選択できま
せんが、午前か午後のいずれかを選択していただくことが可能です。3年保
育は11月2日(月)または3日(火)のいずれかをお選びいただくことが
できます。(時間帯は原則として午前中を予定していますが、都合により一
部午後になることがございます。)ご希望は願書先着順に割り振らせていた
だきますので、出願が遅くなった場合はご希望に沿えないことがあります。
あらかじめご承知おきください。
 (平成29年5月現在のホームページより)
 
(次回は、私立幼稚園紹介の最終回、日出学園幼稚園と昭和学院幼稚園のお
話をしましょう)

 

さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>名門幼稚園の保育方針 私立幼稚園編(10)

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
         「めぇでる教育研究所」発行
   「2018さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>」
            第28
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
 
私立幼稚園編(10)
 
ここで紹介する情報は、私が説明会や過去のホームページなどから得たものが
中心になっており、説明会、見学会、募集人員に関する情報は、平成29年度
(平成28年秋実施)のものであることをお断りしておきます。
 
桐蔭学園幼稚部
幼稚園から大学までの総合学園で、ご存知のように、高校は全国有数の進学校
です。
自然に囲まれたなどと断るのもはばかられるほど広く、敷地内には小高い丘が
あり、園児達が遊んでいます。また、田畑があり、秋の収穫祭には、そこでで
きたものを食べるそうですから、まさしく自然の宝庫に恵まれた幼稚園です。
 
初等学校教育としての幼稚部
1.遊びを大切にします。小さないさかいを繰り返しながら、友達との交わり
  方を覚えていく。自分のクラスだけではなく、上や下の友達とも仲良く遊
  べるようになります。
2.体を動かす楽しさを体験させます。各人の体力・気力にあったペースで、
  跳び箱・鉄棒・まりつき・雲悌などに取り組みます。
3.リード楽器や打楽器を、系統的に無理のない指導で、五歳児全員が演奏で
  きるようになります。
4.昔話、童話などのお話を聞き、味わい、話せる力を育てます。空想力や想
  像力、そして他人への思いやりを体得していきます。
5.文字を読み、書き、数えることを指導します。年度始めに小学部の低学年
  と連絡会議を開き、無理のない努力目標を設定します。
 
やらなくてはならないことを、実際にやってみる、事実をもって考えることを
大切にします。
言いかえれば、遊びと生活を通して、経験によって学んでいくのです。
 
幼児に何よりも大切なのは、「遊びと生活を通して、経験によって学んでいく
こと」で、机に座って
勉強するのではなく、身体全体を使って学ぶ学習です。それを実践している教
育が、ここにあります。私立学校の建学の精神は「独自の校風を目指し、理想
とする教育を行うこと」にあるのですが、幼稚部にも、独自の教育があります。
(5)に掲げられている「文字・数」の指導です。「早期教育、先取りの教育」
などの誤解があってはいけませんから、かつて説明会では、どのように話され
ていたかを紹介しましょう。
 
「知的学習の指導については、幼稚部と小学校2年生までを考えておりまして、
幼児学校の構想なのです。これは、勿論、制度的には変えるわけにはいきませ
ん。法律上、こういうことは許されませんので、実際に学習をして、発達段階
に応じて指導するといったことにおいては、非常に有効であると私どもは考え
まして、現在、年少組、年長組、1年生、2年生を一つの大きな塊として、カ
リキュラムを作りまして、そこで行っているのは数と言葉、これを生活を通し
ながら、遊びを通しながら、いろいろな形で言葉と数を学ばせております。こ
れらのカリキュラムができておりまして、年長組になりますと、小学校1年生
ぐらいのことを理解できるようになっております。これが小学校に、段々とつ
ながっていくわけです。
(大津 雄史 元園長)
 
ホームページには、「基本を学ぶ」項目の欄に、以下のような説明がありました。
 
年長組では「読み」・「書き」・「数える」の基本を学びます。これは決して
先取りの詰め込み教育ではありません。子ども達が、遊びを通して自然に学ん
できた「数」や「言葉」。そのよりよき理解のための整理、まとめとしての学
習です。幼稚部は一貫教育の出発点であることから、学習は将来の土台づくり
の意味を持っています。知識の獲得以上に、学ぶことの習慣化、姿勢を培うこ
とは大切なのです。
学習時間は「言葉」「数」とも1週間で各1、2時間。目標は、ひらがなを使
って短文を書くことができることと、10までの足し算、引き算ができるよう
になることです。
(平成29年5月のホームページでは削除されています)
 
文字、数の指導に関しても、幼稚部と小学部が一貫したカリキュラムのもとに
指導されていることがわかりますが、こういった初等教育学校としての小学部
との連携は、21世紀に活躍する真のエリートを育成する目的で、平成13年
4月開校された桐蔭学園中等教育学校と関連があるようです。
 
何やら知的な学習の話ばかりになりましたが、保育の方針からもう一つ「元気
に『遊ぶ』」を紹介しましょう。
 
◇元気に「遊ぶ」
◎存分に遊ぶがモットー
この時期の子どもの成長にとって、遊ぶことは大きな比重を占めています。
ですから、元気に楽しく遊ぶことを最も大切に考え、その手助けをします。1
日に一度は必ずアスレチックゾーンに出、思う存分遊ばせます。さわやかな汗
は気持ちを清々しくし、その後の学習への集中力を高めます。
 
◎遊ぶことが学ぶことの始まり
遊ぶことは子どもの体を鍛え、つくることであり、同時に、ものに触れ、観察
することでもあります。たとえば、いつもその下で遊ぶ木から多くのことを学
びます。夏繁っていた木が秋に葉を落とすのを見て、自然の営みを体感するで
しょう。また、拾った落葉は子どもたちを数えることに導きます。
 
大人の遊びは単に遊びですが、子どもの遊びは仕事です。遊びを通して様々な
能力が開発されるわけですが、子どもは遊びだと思っているから、夢中になっ
て取り組めるのです。子どもの無心に遊ぶ姿は、見ている大人にとって、これ
ほど心の和むものはありません。それは、子ども自身が何らの報酬も期待して
いないからではないでしょうか。
 
登下校はスクールバス、給食ありですが、面白いのは、小学部の5、6年のお
兄さん、お姉さんが、給食配膳の手伝いをしていることです。同じ敷地内、し
かも幼稚部のすぐ前が小学部ですから、こういったことも可能なわけです。
 
ところで、新しいカリキュラムも実施されていますから、説明会へ参加し、確
かめておきましょう。また、近代設備を駆使して作られたホールでの様々な情
操教育、体力づくりの一貫として行われている「無理のない体力づくり」など、
独特の指導があります。こういったことに関する情報は、説明会でしか得られ
ませんから、いろいろな幼稚園の説明会  へ参加し、情報を収集することも、
幼稚園を選ぶ時の、ご両親の大事な役目です。
 
2015年度より、アフタースクールを開設、詳しくはホームページをご覧く
ださい。
 
【学校説明会・公開保育・公開授業・校内見学】 
平成29年6月15日(木) 9:00 受付開始 予約不要 
於 学園シンフォニーホール
【募集人員】 2年保育 男女計 約60名
【Q&A コーナー】はありません。
 
 
湘南白百合学園幼稚園  
湘南の夏といえば、片瀬江ノ島の海岸でしょう。湘南白百合学園は、江ノ島の
海岸から少し入った片瀬川のそばにあります。当時、サーフィンは、まだ流行
っていませんでしたから、夏のにぎわいが嘘のような静かな秋に、入園説明会
は行われていました。本家の白百合学園幼稚園が説明会をやっていなかった頃、
東京方面から参加するお母さん方もいましたが、私もその一人で、小田急のロ
マンスカーに乗って出かけたものでした。
幼稚園は、男女計70名の募集ですが、小学校から高校まで、宗教教育を行う、
女子だけの学校になります。
 
【学園の教育理念】  
キリストの愛に基づく全人教育を……
価値観の転換  「壊れた社会」の修復を!
本学園の設立母体であるシャルトル聖パウロ修道女会設立の目的は、17世紀
のフランス、ルイ王朝の華やかな文化の蔭で、貧困に苦しみ・忘れられた人々、
教育の機会に恵まれない子ども達への奉仕でした。
精神的貧困の状況にある日本の「壊れた社会」を変えるのも、この「奉仕」ではな
いでしょうか。「奉仕する」に当たる言葉、英語“serve”(仕える、必要を
満たす、人のために尽くすなど)こそ、暗く、不安に満ちた現状から立ち直る
key-wordだと存じます。本園も、「壊された心」をいやし、「壊れた社会」を
修復する原動力となれる人―「仕えられるためではなく、仕えるために来た」
といわれたキリストの生き方を学べる卒業生―をひとりでも多く社会に送り出
したいと心から願い、努力しております。
 
【教育方針】  
キリスト教の教えに基づいた生活教育を通して、神から与えられた心身の能力
を最大限に生かしながら、愛と責任ある人格形成の基礎作りを目的としていま
す。
 
個性豊かで主体的に行動できる人間を目指して、個々の発達に即した、自発的
な選択活動を重視するモンテッソーリ教育を取り入れています。
 
クラスは3歳から6歳までの縦割り編成です。その中でお互いの立場を尊重し
あい、自由と責任、思いやりと協調性を体得し、社会生活に必要な規律を身に
つけていきます。
 
個別活動、グループ活動として、日常生活の練習、感覚教育、数の教育、言語
の教育、文化の教育があり、子ども達の尽きることない探究心に応えながら、
地図、歴史、自然界、聖書の世界へ導いていきます。
一斉活動では、体操、絵画、音楽リズムを取り入れています。
 
この時にうかがった「教師の役割」「環境設定」「運動」「感覚教育」の話が、
新米時代でしたから、新鮮な響きを持っていました。例によって、文言は正確
ではありませんが、以下のような話でした。
 
当園は、モンテッソーリの教育理念を重視した保育を行っており、子ども達の
自己発達の助成、内的生命の発達を基本とし、「子どもが生まれつき持ってい
る自立心と人格形成の力を助長してあげることが、私たち教師の役割」と考え
ています。
 
子ども達には、その年齢に適した、よりよい環境を整えてあげることが大切で
す。これは主に、人的な環境の問題で、当園では環境設定を大切にし、大人の
頭で考えるのではなく、子ども達をよく観察し、子どもに適したように、子ど
もが物事をやりやすくなるように、配置設定をしています。
 
運動は、非常に大切で、脳から中枢、中枢から筋肉へと、意思の伝達により、
運動が行われますから、運動は、知能の発達に欠かすことができないもので、
心の形成を助けるものです。
子ども達の発育の段階をおって運動を行っていくことが基本であり、子どもが
動かなければならないように、子どもがしたいと思っていることを与えていく
こと、常によく観察し、大人の考えでいじらないこと、画一的に扱わないこと
が大切であり、当園が縦割りの保育を行っているのも、年少から年長まで一つ
のクラスに入れることによって、子ども達の世界の中で自立の芽を育て、社会
性を身につけさせるためなのです。子ども達は成長の過程で互いに影響し合い、
その人的な環境から善いこと悪いことも学んでいくので、子ども達の物事を吸
収する意欲を、教師がいかに導いていくかが重要なのです。
 
一斉保育全盛の頃でしたから、「大人の考えでいじらないこと、画一的に扱わ
ないこと」が、何とも刺激的な言葉でした。「手は第二の脳」を実感したのも
この時です。そして、モンテッソーリ教育について、今では白百合学園幼稚園
で、詳しく聞くことができますが、当時は、説明会をやっていませんでしたか
ら、本から得た知識は若干ありましたが、実際の説明を聞いたのは初めてでし
た。
以下少し長くなりますが、当時のメモを紹介しましょう。
 
環境を整備すると共に、「感覚教育」を大きな柱と考えています。それぞれの
子どもに合わせた教具を使い、脳に刺激を与え、それが脳に伝わり、感覚の発
達を促し、知性につながり、感覚から入って概念に結びつき、やがて、言語、
数などを理解できるようになります。聞くことから話すこと、読むことにつな
がり、言葉を身につけ、文章を書くようになるのと同じです。
(納得しました!)
以上が、当園の保育の基本ですが、その保育の一例として、
○静粛遊び 静かにすることの大切さを気づかせる。そのために静かとは何か
 を言語活動や行動の中で教えていく。
○線上歩行させる。つま先とかかとを合わせ、正しい姿勢で線の上を歩く。
○文化について 教室内での地図の配列や位置など、かなり高度な知識を子ど
 も達が自由に学べるように配置していること。
 
その時に、願書と共に配布されていた案内書に詳しく書かれていましたが、そ
の一部を紹介しておきましょう。
 
【日常生活における活動】
子ども達が最初に興味を示す活動で、子どものサイズにあった魅力あふれる用
具があります。
 ○環境への配慮 (運ぶ、洗濯、アイロンかけ、食卓の準備、片付けなど)
 ○自己自身への配慮 (衣服の着脱、手を洗う、髪をとかすなど)
 ○社会性を身につける (ご挨拶、物の受け渡し、戸の開閉など)
 ○洗練された指先を身につける (通す、分ける、切る、折る、貼るなど)
 ○グループ活動による運動調整の力を身につける 
 (静粛の練習、線上の歩行など)
 
様々な活動は、白百合学園幼稚園の説明会で見ることができました。子ども達
は「おしごと」といって、楽しく取り組んでいました。びっくりしたのは、地
図の配列のお仕事で、アフリカの地図の上に、カタカナで書かれた国名をきち
んと間違わずに置いていくことでした。年長さんが、カタカナを読めるなど信
じられませんでしたし、知らない国名がたくさんあって赤面しました(笑)。
本幼稚園のホームページ、「教育内容」に詳しく紹介されていますから、ぜひ、
ご覧になってください。
 
(本年度はまだ公表されていません。以下の情報は28年度のものです)
【説明会】 7月6日(木) 9月7日(水)13:30(約1時間)
      都合のよい回に参加
      子ども同伴不可 上履き、外靴入れ持参 申し込み不要で実施。
【見学会】 10月15日(土)9:00~10:00 説明会で予約受付 
      持ち物説明会と同じ 子ども同伴可で実施。
【募集人員】 3年保育  男女計70名  2年保育若干名
【Q&A コーナー】はありません。
 
  (次回は、森村学園幼稚園についてお話しましょう)
 

さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>名門幼稚園の保育方針 私立幼稚園編(9)

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
         「めぇでる教育研究所」発行
   「2018さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>」
            第27
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
 
私立幼稚園編(9)
 
説明会が始まりました。
白百合学園幼稚園は、5月10日に第1回の見学会を、明日13日(土)は、
第1回の説明会と第2回の見学会が開催されます。今年も母子手帳持参、残念
ながら参加できません。
HPで日程を確認して、できるだけ多くの説明会に参加しましょう。肌で感じ
る情報、案外、的を射ている場合が多いのも確かなようです。
 
ここで紹介する情報は、説明会や過去のホームページなどから得たものが中心
になっており、説明会、見学会、募集人員に関する情報は、平成29年度(平
成28年秋実施)のものであることをお断りしておきます。本年度の情報は、
各園のホームページをご覧ください。
 
立教女学院短期大学附属幼稚園 天使園
武蔵野の面影を残す井の頭公園の近くの高台に、立教女学院の広大なキャンパ
スがありますが、天使園は正式には裏門になる坂下門を入ったすぐ左側の、短
期大学の瀟洒(しょうしゃ)な学び舎の中にあります。
 
本園は、1970年(昭和45年)、キリスト教聖公会の精神に基づいて、幼
児の健全な発達を目指した保育を行い、あわせて本短期大学教育・研究施設と
しての役割を担っています。一人ひとりの子どものよさを伸ばすために、4歳
児組、5歳児組共、合計男女約20名の、少人数による保育を行っています。
よりよい保育の実現のために、幼児教育科の教員が研究活動を行い、保育運営
に関わるなど、本園教諭と連携しています。
 
大学内の幼児教育研究所では、広く地域社会に奉仕するために、どなたでも参
加できる土曜講座(年10回程度)や、保育者のためのステップアップ講座を
開催しています。詳しくは、立教女学院短期大学のホームページ、図書館/施
設のページをご覧ください。
 
天使園とは  
天使園では、「神様に愛されていることを信じ、自らの道を歩める人に」という
保育理念のもと、教育目標として、
○心豊かな子ども
○友だちと遊びを楽しむ子ども
○考えたり工夫したりする子ども
の3つを挙げて、
「キリスト教保育」「少人数保育・チーム保育」「遊びを中心とした保育」
の3つの柱を立てて、保育に取り組んでいます。
 
○ キリスト教保育
祈りの時を大切にし、周囲の世界と自分のつながりを感じ取り、相手の立場に
立って物事を考える力を育てます。
 
○ 少人数保育・チーム保育
少数の温かい雰囲気の中で一人ひとりが自分らしさを発揮しながら、互いのよ
さを認め合える関係を育てます。オープン施設における少人数という特色をい
かし、教員は十分な連携のもとで全幼児の理解を共有し、異年齢のかかわりを
大切にします。
 
○ 遊びを中心とした保育
遊びを通して人と関わる喜びや自己を表現する喜びを味わうことができるよう、
教員は適切な環境の構成を行い、遊びの充実を図ります。
幼児の主体性を育むためには、幼児の生活に即した教師の計画性が問われます。
長期の見通しを持って遊びの充実のための環境の構成を考えます。
 
自由保育が始まったのは平成4年。それ以前の駆け出しの頃、一斉保育時代に
説明会でうかがった話ですが、「監視や強制ではない保育」という言葉には、
新鮮な響きがあったことを今でも覚えています。文言は正確ではありませんが、
こうおっしゃっていました。
 
幼稚園生活は、毎日が、決して楽しいことばかりではなく、様々なことが起こ
りがちで、悔しい思いをする時もあり、そういった時には自ら友達とのかかわ
りを考え、工夫し、友達のよいところを見つけることができるような環境を作
っていきたい。監視や強制ではなく、子どもが先生を必要とした時、適切な助
言ができるように心がけています。
 
立教女学院高校から立教大学への進学は、以前は推薦制度(60名)でしたが、
2004年(平成16年)度からは、一定の要件を満たした進学希望者は、全
員進学できるようになりました。
さらに本園の園児が、立教女学院小学校を受験する場合、優先入学の特権や推
薦制度はなかったのですが、2008年(平成20年)度から、推薦で入学で
きるようになりました。
小学校と同様、制服はありません。
 
学院内には、創立当初からある聖マーガレット礼拝堂と小学校が改築されたと
きに設立された聖マリア礼拝堂がありますが、以前、小学校の説明会は聖マー
ガレット礼拝堂で行われていましたので、入ったことがありました。古色蒼然
たる礼拝堂で、宗教の香りが漂っている感じがしたものです。現在、杉並区の
指定文化財となり、部外者は入れないそうです。
 
【募集人員】 満4歳児 男児・女児  合計約20名
 
【説明会】 2016年9月3日(土)10:00~12:00 
  於 立教女学院聖マリア礼拝堂
  施設見学会は入園説明会当日のみ 子ども同伴不可 スリッパ持参で実施。
       
【Q&A コーナー】 よくある質問
Q 通園の方法について?
A 公共機関にて通園してください。車での送迎は認められません。
  また自転車で通園なさる方は、決められた場所に駐輪してください。
 
Q 通園時間に制限はありますか?
A 幼児の生活リズムを考え、30分~1時間以内が適当と考えています。
 
Q 現在は通園に1時間以上かかる所に住んでいますが、合格したら近い場所
  に転居する予定です。それでもだめでしょうか?
A はっきりとした転居先を、入園願書に記載してください。
     
Q お子様の送迎について?
A 保護者の方とお顔をあわせ、その日の園での様子等をタイムリーにお話し
  しています。そのことがお子様の成長を支えていく上で、重要であると考
  えています。送迎については原則として保護者の方にお願いしています。
  ご夫婦ともにお仕事をお持ちの方も在園されていて、送り迎えのどちらか
  は保護者の方、どちらかは祖父母の方にご協力いただきながら通われてい
  ます。
Q 防犯・防災または危機管理面で園の取り組みはどのようにされているので
  すか?
A 各門に警備員を配置し、不審者が入構しないように警備しています。また
  構内各所に監視カメラを設置。構内の安全面をより強化しています。保護
  者、勤務員は常にIDカードを携帯しています。その他、避難訓練、保護
  者による引き取り訓練も随時実施し防犯・防災対策を強化しています。ま
  た、緊急の場合の連絡ツールとして緊急配信メール、杉並区すぐメールを
  取り入れてもしもの時に備えています。
 
Q クリスチャンではないのですが、入学は許可されますか?
A 宗教、宗派は問いません。但しキリスト教教育を行うことにご理解とご協
  力いただくことが必要です。
 
Q 双子ですが、願書はどのように提供すればよろしいのでしょうか?
A お二人分の書類を一つの封筒に入れてご提出ください。
 
Q 事前に園長先生にお会いできますか?
A 事前面接は一切行いません。そのために、保護者面接を行っています。
 
Q 園から指定された面接日に父親が来られません。面接日を変更できますか?
A 面接日の変更は原則として行いません。保護者お一人での面接で十分です
  ので、指定日にご来園ください。
 
Q 女学院小学校への進学は?
A 希望者は原則として園長推薦により本学院へ進学できます。
(平成29年5月7日現在のホームページより)
 
毎年、このように紹介していたのですが、今年が最後となりました。
立教女学院短期大学は、2018年度以降の学生募集を停止し、2017年度
入学生の卒業をもって閉鎖することになったからです。
従って天使園も、2018年度以降の園児募集を停止し、2017年度入園児
が卒園すると同時に閉園することになりました。わずか40名の小さな施設、
小学校の併設園になり、推薦入学できるだけではなく、国立大学附属の幼稚園
と同様、学生が保育に参加する非常にユニークな幼稚園であっただけに、残念
ですね。説明会での温かな雰囲気が忘れられません。2年保育も雙葉、田園調
布雙葉、暁星、学習院など少なくなってきました。
私たちの年代では、東洋英和、東京女学館、立教女学院は、短大の名門校でし
た。英和は4大となりましたが、時の流れを切々と感じますね。残念ですが、……。
 
川村幼稚園
幼稚園には男の子もいますが、小学校から大学院まで、女子だけの別学で、宗
教色のない総合学園です。
登園時のJR山手線目白駅は、三つの幼稚園、本園と学習院幼稚園、日本女子
大学附属豊明幼稚園の園児たちの姿を見ることができます。おもしろいことに、
学園内で、もっとも駅から近いのが中学、高校で、体力的に弱い園児は、短大
と中高の校舎の間を歩き、学園本部前を通り、小学校の前を経て、区立目白児
童館の前を通って、やっと到着する一番奥にあります。
大学と大学院は、千葉県の我孫子市にあります。
本学園は、1927年(昭和2年)に開設され、学園の創立者、川村文子が掲
げた「感謝の心」と「女性の自覚」の教育理念が、脈々と受け継がれています。
 
【教育目標】  
「感謝の心」をもとにして、みんなと仲よく元気よく やさしい心を持てる子
どもになりましょう。
○ 豊かな「こころ」  
○ のびやかな「からだ」
○ 工夫する「あたま」
 
【教育目標達成に向かう取組】
◇ 集団のなかで伸びやかに
感謝の心を大切にした情操教育を基本に、日々の指導にあたっています。(言
葉で理解させる指導は難しいので、成長してから園での生活を振り返り、納得
してもらえればと思っています。例えば、順番を守ったり、「貸して」「どう
ぞ」ということを集団生活の中で自然な流れで導くことにより、子ども達は、
生涯大切にするべきルールを素直に学んでいきます。また、)家庭生活の延長
線上にある幼稚園を目指し、本人・家庭・園の三位一体の教育を心がけていま
す。
 (  )内は現在のホームページは掲載されていません。
 ◇ はじめの一歩を緩やかに
親から離れて初めての集団生活を開始する「はじめの一歩」であることを念頭に、
ゆっくり、あったかな場を整えます。子ども達の心の安定をはかるとともに、
個々の発達段階をよく見極めた援助をし、元気に一人で活動する力の基礎を作
ります。
 
 ◇ 行事を通して健やかに
日本に伝わる伝統と、その中にある礼儀を体得するとともに、季節や自然に気
づき、大事に思えるように、より多くの行事を取り入れています。また、友達
との協力や達成感を味わい、その過程で自分の存在や自分を支えてくれる人の
存在を知ることで、落ち着きのある豊かな心を持ち合わせた子どもの育成を目
指します。
 
「感謝する心」といった情操面の教育、礼儀作法や言葉遣いは、幼児期に身に
つくものです。これらは、決して幼稚園の先生方にお任せするものではなく、
ご家庭でご両親が、責任を持ってしつけるものです。
「躾」という字は、「身を美しくする」から成り立っています。また「仕付け」
とも書きますが、これは「服などの縫い目を正しくするために、仕付け糸で縫
い、仮に押さえておくこと」ですが、押さえておくことで、きちんと縫えるわ
けです。この「押さえ」こそ、ご家庭の教育方針であるべきではないでしょう
か。また、「“しつづける”がつまって“しつけ”になった」という解説を本
で読んだのですが、うっかり題名と著者名を書き損じてしまい、勝手に転用さ
せてもらい著者には申し訳ありませんが、これもわかりやすいですね。
 
その具体的なカリキュラムとして実施されているのが「蓼科修養会」です。
団体生活の訓練と精神教育を目的として、昭和36年から始まり、年長組が7
月に2泊3日の予定で、学園の蓼科山荘で行われていますが、ここにも3つの
柱があります。
○豊かな自然に触れ、自然を愛する気持ちを養う。
○集団生活を通して、自主的態度を助長する。
○規律を守る習慣を身につける。
 
2泊3日、父母のもとを離れて生活する、確実に何かをつかめる三日間となり
ます。これは子ども達だけではなく、子どものいない生活は、ご両親にも素晴
らしい体験になるはずです。かつて、毎年夏に、年長児を対象に2泊3日の合
宿を行っていた経験からわかるのですが、特にお母さん方にとって空白の二日
間は、育児の何たるかを実感させられる、絶好の機会となっているに違いあり
ません。
本園のことではなく一般的な話ですが、夏に行われているお泊り保育などで泣
くのは、男の子が多いそうで、過保護になっていると、こうなりがちです。入
園後は、お泊り保育などでの様子を聞いておきましょう。お子さんを客観的に
見る大切な機会だからです。
 
また、本園の特徴に、「行事を通して健やかに」とありますが、節分や七夕と
いった日本の伝統ある行事が、幼稚園や保育園のイベントとして行われている
傾向にあるだけに、ご家庭でもお子さんと一緒に楽しんでほしいということで
しょう。
園庭には、四季を楽しめる草木や花があり、笹は七夕祭り、薄(すすき)はお
月見に利用しているそうです。都内では薄を見るのも珍しくなっているだけに、
園児が楽しく遊ぶ姿が目に浮かぶようです。かつての車のコマーシャルではあ
りませんが、幼児期は「物より思い出」が大切です。幼児期の楽しい思い出は、
季節折々の年中行事で楽しむことから生まれるのではないでしょうか。
 
預かり保育「にじ組」、満3歳児保育「つくし組」、アフタースクール・セミ
ナーについては、ホームペ-ジをご覧ください。
 
「教育の三本の柱」と「三本」が掲げられていますが、これも訳ありでした。
学園の「三羽の鶴」の徽章(きしょう)は、三つの玉は川村の川を、鶴は「尊
厳の崇高」「平和と愛の心」「豊かさ」「永遠の向上」を表し、「三」という
数字は、古来、古今東西を通じて基本的な数であるから「三羽」となり、中央
で真っ直ぐ進もうとする鶴が「園児・児童・生徒・学生」で、それを左右から
支え導いている鶴が「保護者・学園・教員」を表し、この三者は学園生活では、
何れも欠くことができない関係を表しているそうです。
 
女子は、小学校へ原則として、全員進学できます。
 
ホームページの「Q&A」のところに、こういったものがありました。
Q 子どもが考査中に泣いてしまったら不合格でしょうか
A たとえ泣いても会場に入っていただければ、泣いている原因とその状況を
  みながら判断しています。
 
「泣いたら不合格になる!」といううわさもありますが、本園は心配ありません。
幼稚園の受験は、「親のもとを離れても楽しいことがある」を体験しているかが
ポイントになるのですが、それでも受験生は幼児ですから、何が起きるかわか
りません。こういった配慮は、親としてありがたいですね。
 
「幼稚園で遊ぼう」などのイベントや説明会の日程は、既に公表されています。
詳しくはホームページをご覧ください。
 
【募集人数】  3歳児男女  30名  4歳児男女  10名
 
【Q&A コーナー】  Q&A
 
★日常生活について
Q:通園時間に制限はありますか
A:通園時間に制限は特に設けていませんが、通園は保護者の方にお願いし
  ています。東京都内はもちろん埼玉県、千葉県、時には神奈川県から通
  う園児も在籍しています。
 
Q:幼稚園と保護者の連絡はどのようにとっていますか
A:毎日の送迎の中で日々の報告を行っています。また、月1回園だよりを
  発行しています。
  5月と12月、その他必要に応じて保護者会を開き、7月・12月には
  個人面談を行っています。
 
Q:給食はありますか
A:あります。給食の他に、週に一度水曜日をお弁当の日としています。毎
  月のメニューを検討するため、教職員・管理栄養士による委員会を開催
  し、行事食や旬のものを取り入れ、材料の産地を確認した上でメニュー
  作りをしています。
 
★入園考査について
Q:事前にある保護者面接はどのようなものですか?
A:保護者の方に、ご家庭のことやお子様のことなどを質問しながら、愛情
  豊かに育っているか、また入園後、園とご家庭との協力関係が上手くで
  きるかどうかを推し量るためのものとお考えください。
 
Q:入園考査で行う「心身発育状況・健康面からの総合審査」はどのような
  ものですか?
A:子どもらしい安定した月齢相応の基本的なことができるか、また、集団
  生活に対応できるかどうか、さらに園生活を営む上で、運動機能等に支
  障がないかなどを見ています。
 
Q:早生まれが不利になることはありますか?
A:上記にありますが、一人ひとりの月齢を加味して全体の試験を行ってい
  ます。
 
Q:子どもが面接で泣いてしまったら不合格でしょうか?
A:(省略)
 
Q:子どもの面接は個人面接、集団面接のどちらですか?
A:集団面接です。
 
Q:男の子も入園できるのですか?
A:はいできます。
    (平成29年5月7日現在のホームページより転載したものです)
 
(次回は、桐蔭学院幼稚部、湘南白百合学園幼稚園についてお話しましょう)
 

さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>名門幼稚園の保育方針 私立幼稚園編(8)

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
         「めぇでる教育研究所」発行
   「2018さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>」
            第26
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
 
私立幼稚園編(8)
 
ここで紹介する情報は、私が説明会や過去のホームページから得たものが中心
になっており、説明会、見学会、募集人員に関する情報は、平成29年度(平
成28年秋実施)のものであることをお断りしておきます。本年度の情報は、
各園のホームページをご覧ください。
 
光塩女子学院幼稚園 
本園は、幼稚園から高等科までの一貫教育校ですが、すべてが同じ敷地内にあ
るのではなく、幼稚園は少し離れた中野駅寄りにある珍しいロケーションにな
っています。
また、在園児数、200名を超える大きな幼稚園で、男の子もいますが、併設
校は女子だけですから女の子が多く、初等科への進学は、内部試験による選考
となっています。
選考にもれた場合は、一般の児童と入学試験を受けることになります。
 
設立母体は、13世紀にスペインを発祥地として、世界各地に広がったカトリ
ック・メルセス宣教修道会です。今世紀に、マドレ・マルガリタ修道女により
宣教会に改められ、以来、今日に至るまで、常に社会の必要にこたえて貢献す
るための活動を続け、日本における教育活動の場として、高円寺に設立された
学園です。
 
【教育目標】 
キリスト教的世界観を土台とした、自己に厳しく他人にやさしい人間を養い、
校名の由来ともなる「世の光、地の塩として社会に貢献できる」人間形成を、
幼児期から培う
ことを目的としています。
また、自主性に富み、正しい判断力、強い意志力、自己の行為に責任を持ち、
しかも情緒豊かな感謝の心を持ち温かい円満な人間として育つよう、幼稚園
と家庭が一体となって努力しています。
■ 日常生活の中でのけじめ、しつけを心がける。
■ 宗教・祈りを通して敬愛の心、感謝の心を、はぐくむ。
■ 宗教的な視野と自他に対しての理解を深めるため、“愛と奉仕”の実践の
  機会を持つ。
 
光塩女子学院の校名の由来である「あなたたちは世の光である、あなたたちは
地の塩である」については、初等科の教育理念がわかりやすいので紹介しまし
ょう。
 
(中略)人間は惜しみなく自己を他人に開くことができたときに、本当の自分
に成長する真理を私たちの校名に刻みました。すなわち、ろうそくの、自ら燃
えて他を照らし、塩の、自ら溶けて味をつけるように、本物の愛に生かされた、
成熟した女性に育つこと、ここに光塩の理念があります。
 
ろうそくは、己自身を燃やして周りに灯りをともし、塩は、料理など目に見え
ないところで効果を上げ、腐敗を防ぐ、人間の生活に欠くことのできない調味
料であり、防腐剤です。ろうそくや塩のように、他のものを生かしながら、自
らの使命を全うすること、これが本学院の基本的な教育理念です。
 
【保育の特色と内容】
明るく素直に 
生き生きと伸びる 
心豊かにたくましく
キリスト教世界観に基づき、かけがえのない子ども一人ひとりの心身の成長を
大切にします。一人ひとりの成長に必要なものを見つけ、園全体で丁寧で細や
かな保育をめざしています。
 
◇感謝の心、思いやりの心を育てる
集団生活の中で、様々な経験を通し、自分だけでなく他の人を思いやる気持ち
や感謝の心を育てます。
◇伸び伸びと遊べる環境
広い園庭での外遊びの機会を積極的に取り入れ、夏には裸足で水遊びや砂遊び
を思い切り楽しみます。また、年長組では、集団ならではの遊び(鬼ごっこ、
大縄跳び、ドッジボールなど)を経験します。
様々な年齢の友達と交わる縦割りの保育や、男児だけで集まりを楽しむ機会も
取り入れています。男女共学です。
(筆者注: 女子だけではないことを強調しているところが面白いですね)
 
◇ けじめのある生活
一斉保育と自由遊びをバランスよく取り入れ、話を聞くときは聞く、遊ぶとき
は遊ぶ、けじめのある生活を大切にします。
 
◇ 自分から挨拶のできる子ども
すすんで挨拶ができるように、園全体で気持ちの良い挨拶を交わすようにして
います。発達年齢に応じて、良いこと悪いことへの判断力を培い、「ありがと
う」「ごめんなさい」「はい」「いいえ」が言葉と行動で表せるよう家庭と協
力していきます。
 
◇ 専門講師による指導
体操教室、歌唱指導、英語、宗教(神さまのお話) 
サッカー教室(課外活動 週1回)など。
 
◇預かり保育
1.保育終了~16時迄。 
2.保護者の就労、通院、介護などの理由のある場合は18時迄。
 
普通、遊戯会や運動会などの練習以外は、一斉に何かやる機会は少ないのです
が、自由保育と一斉保育の組み合わせ、いいですね。「何でもありの自由保育」
と誤解すると、入園できません。また、ボランティア活動として、キリスト教
世界観に基づき、世界中の様々な国のためにと、年間を通し、エコキャップ活
動、チャリティ―バザー、島田療育センター(障害者施設)への奉仕活動、子
ども達も、世界中の様々な環境にある人々を考える機会でもあるクリスマス献
金に取り組んでいます。
 
説明会の他に、園庭開放(おひさまキッズ)も行われています。いずれも予約
は不要ですが、上履きと靴を入れる袋が必要です。
また、未就園児を対象とした、2歳児、3歳児クラス「そら組」、満3歳児保
育「ことり組」がありますが、いずれも、詳しくはホームページをご覧くださ
い。
 
【募集人員】 一次 男女児 約120名 (3年保育、2年保育含む)
二次 男女児 若干名(3年保育、2年保育、1年保育含む)
【入園説明会】 
平成29年 5月19日(金) 午前9時30分~1時間程度
      6月15日(木) 午前9時30分~1時間程度
      9月 5日(木) 午前9時30分~1時間程度
事前予約必要なし 上履きと外靴持参 
       お子様はなるべくお連れにならないでの条件で実施。
平成30年 2月7日(水)
 ことり組・そら組 午後13時30分~午後14時10分
 お子様連れでも参加可能
【園庭解放】 自由に園内を見学可能。本年度の日程はホームページをご覧く
ださい。
【Q&A コーナー】はありません。
        (平成29年5月1日現在のホームページより転載)
 
 
聖学院幼稚園
小学校の正門から入ると、広い運動場の左側に園舎と緑の木々に囲まれた園庭
が、右側には中学、高校の校舎があり、シンボルでもある時計台が目に入りま
す。平成24年12月に完成した耐震力の優れた新しい園舎は、室内も広く、
明るく、のびのびと遊ぶ子ども達の姿が印象的でした。
聖学院は、幼稚園から大学まで、プロテスタント派のキリスト教に基づく教育
を行う総合学園です。
本園は、1912年(明治45年)、アメリカのディサイプルス派の宣教師、
ミセス・プレースによって中里幼稚園として創立され、1940年(昭和15
年)、女子聖学院付属幼稚園になりましたが、戦争のため1944年(昭和
19年)11月に閉園。
その後、1949年(昭和24年)4月、宣教師、ミセス・ヘンドリックスに
より再開され、1966年(昭和41年)に聖学院幼稚園と改称され、今日ま
で、いつの時代にも変わらず、子どもの人権を尊重した保育を続けています。
 
◇教育方針 
「神を仰ぎ、人に仕える」の精神のもと、子どもたちが謙虚な心で神を礼拝し、
生命の尊さを知り、感謝と奉仕の心を持てるように願っています。
集団の中で、「遊び」と「ことば」を大切に、発育段階に応じた保育を行い、
一人ひとりの個性と能力を伸ばし、元気な子どもになるように心掛けています。
 
「よく遊ぶ よく祈る」
*こころを育てる保育を
*他者を思いやるということ
 
集団の中での「遊び」とは、遊びながら、先生や友達との関わりを持ち、さま
ざまなことを体験させることでしょう。もちろん、自発性を培う一人遊びも必
要ですが、これから始まる集団生活をスムーズに過ごすためには、やはり、自
分でしなければならない基本的な生活習慣を身につけるために、頑張る子に育
てたいものです。
 
集団の中での「ことば」とは、毎日の生活を通して、自分で思ったことや感じ
たことを、自分の言葉で、どのように相手に伝えるか、その表現の仕方でしょ
う。幼児は、ちょっとしたいさかいからでも、たくさんのことを学習していま
す。自分で体験することが、何といっても大切で、そういった保育の方針が伝
わってきます。
 
「よく遊び よく祈る」の「祈る」について、ホームページで園長はこうおっ
しゃっています。
 
「祈るということは、自分のためにするのではありません。
病気やけがで休んでいる子がいたら、子どもたちはその子の回復のために祈り
ます。
また災害のニュースを知ったときには、被災された方々のために祈ります。も
ちろん、東日本大震災以降、被災された方々、また愛する者を失うなど、いま
だ悲しみの中にいる方々のための祈りは今も続いています。
子どもたちは他者のために祈ることによって、人を思いやる気持ちが育つので
す」
 
「祈ることによって、人を思いやる気持ちが育つ」、耳の痛い言葉ですね。
「赤いろうそくと人魚」などで親しまれている童話作家、小川未明の作品に、
信仰とは何かを考えさせられる「頭を下げなかった少年」があります。「無心
に祈る」のは、見返りを期待しない幼子にしかできないことで、「自分に都合
よく作りあげた神は大人の幻想に過ぎない」などと、いい加減な解釈で信者の
方から怒られそうですが、一度は読んでおきたい名作の一つです。頭を下げな
かった少年に、神様はいきな計らいをするラストがさわやかです。
 
かつて、ホームページの「先生のことば」の中に、次のようなメッセージが入
っていましたので、その一部を紹介しましょう。
 
「(前略) さて、幼稚園に入り、友達付き合いが始まると、今まで以上に今
日あったことなどを、お母様にお子さんが話される場面が多くなると思います。
そんな時どんなに忙しくても、話がまだるっこくても、是非、ゆっくり聞いて
あげてほしいと思います。
そして、できるだけ、「よくお話しできたわね」などと褒めてあげてほしいと
思います。(中略)私たちは、忙しい毎日の中で(中略)イエス様が言われた
ように、その時にあって最善の行動とは、何かを考えなければならないのだと
思います。
子どもの話をゆっくり聞いてあげる、これもその時の最優先かも知れません」
 
「ママ、あのね!」と子ども達がいったときには、必ず、耳を傾ける、やさし
いお母さんになってあげましょう。
 
なお、2018年度入試の公開保育、体験入園(要予約)、説明会の日程は、
既に発表されています。詳しくはホームページを、「預かり保育」については、
Q&Aコーナーをご覧ください。
 
【募集人員】 3年保育: 約40名  2年保育: 約10名
 
【Q&A コーナー】
Q クリスチャンでないと入園できませんか?
A 入園に際して、クリスチャンであるかどうかは関係ありません。本園がキ
リスト教保育を行っていることを理解していただきたいと思います。
 
毎日短い時間ですが讃美歌を歌いお祈りの時を持ちます。その他「母の日礼拝」
「収穫感謝礼拝」「クリスマス礼拝」などの特別礼拝の他、毎月の誕生日にも
神様にいただいた命に感謝し礼拝を守ります。
(「入園をお考えの方 キリスト教保育について」より))
 
Q 預かり保育はありますか?
A はい、あります。在園児を対象に週4回預かり保育を実施しています。
(有料・3才児は2学期から) 原則として月・火・木・金の週4回(保育終
了~17:00)。休園日(長期休暇を含む)には実施しておりません。また
行事等で実施できない場合があります。
 
Q 保育時間について教えてください。
A 月曜から金曜の平日に保育を行います。水曜は午前保育、土曜は原則お休
  みです。
  年 少 9:00~13:40 (水 11:20まで)
  年 中 9:00~13:50 (水 11:30まで)
  年 長 9:00~14:00 (水 11:40まで)
※月・火・木・金の週4回(保育終了~17:00まで)預かり保育を実施し
ています。
 
Q 給食はありますか?
A はい、あります。月曜と金曜の週2回です。食育の観点から、安全安心の
食材を使い、栄養バランスにも細心の配慮をしています。
 
Q 制服はありますか?
A 服装は原則自由です。(園帽と体操着は指定) 当園の教育理念である
「よく遊ぶ」に適した動きやすい恰好であれば、清潔で着なれたもの、お気に
入りのものが一番です。画一性よりもお子さんの自発性、個性を大切にしたい
と考えます。
 
Q 職員構成について教えてください。
A 園長・チャプレン・主幹・幼稚園教諭10名
  音楽、英語、ハンドベルの専任教師、警備員、事務職員
 
Q 小学校進学について教えてください。
A 聖学院小学校への推薦制度があります。毎年6~7割程度の園児がこの制
度を利用して進学しています。
(平成29年5月1日現在のホームページより転載)
 
(次回は、立教女学院短期大学附属幼稚園天使園、川村幼稚園についてお話し
ましょう)
 

1

« 2018幼稚園受験: 2017年4月 | メインページ | アーカイブ | 2018幼稚園受験: 2017年6月 »

このページのトップへ

テスト案内 資料請求