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めぇでるコラム : 2016幼稚園受験: 2015年2月
さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>★★名門幼稚園の保育方針 私立幼稚園編(1)
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「めぇでる教育研究所」発行
「2016さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>」
第13号
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名門幼稚園の保育方針 私立幼稚園編(1)
私立の幼稚園に関する最新の情報は、各幼稚園のホームページをご覧ください。
ここで紹介する情報は、私が説明会へ参加したときのものや過去のホームペー
ジから得たものが中心になっています。
[暁星幼稚園]
幼稚園には、女の子も若干名いますが、小学校からは男子だけの教育環境で、
宗教教育という特殊な保育をし、系列校は高校までの一貫教育校です。
★教育目標★
・幼児が主体的に環境に関わりあいながら、自立心、責任感を育てる。
・友達を受け入れ、相手の気持ちに気づき、人を大切にする心を育てる。
・自然や美しいものに感動する柔らかな感性を育む。
・自分で考え、物事を深くとらえる力を育む。
・神様を信じ、神に守られていることに気づき、祈る心を育む。
マリア様の教えが、ちりばめられています。宗教の倫理や教義を考えても、信
者でなければよくわかりませんが、こういう言葉に置き換えられると、「責任
感・思いやり・柔らかな感性・考える力・祈る心」といった保育の方針を理解
できます。
以前、掲げられていた教育目標に気にかかるものがありました。
「幼児がみんなと力を合わせながら、一つのことをやりとげる喜びを学ばせる」、
このことです。もやしっ子をなくすために始めたサッカーが、今では全国高校
大会に出場するほど実力のあることは、よく知られています。サッカーは、
11人が力を合わせて戦う球技です。相手をできるだけ自分に引きつけ、そし
て味方の選手にボールをつなぎ、最後にゴールポストにけりこめる栄誉を与え
られるのは、一人だけです。ヒーローは一人で、全員が己れを捨て、最後の一
人に得点を託すスポーツです。個人の技術をチームワークでつないでいく、こ
こに暁星学園の基本的な教育方針があるとはいえないでしょうか。
高校までしかないことについては、
「幼稚園や小学校は、私たち親がよかれと考え選びますが、大学の選択は、自
分の人生の道標になるのですから、自身の力で挑戦すべきでしょう。そして、
大学受験を体験して、自分たちの生きる社会は、競争の社会であることを、社
会人となる前に、体で知っておくのも、いいと思いますね」
と、模擬面接でこうおっしゃるお父さんがかなりいます。
小学校の正門には、「困苦や欠乏に耐え 進んで鍛練の道を選ぶ気力のある少
年以外は この門をくぐってはならない」と刻み込まれたプレートが掲げられ
ています。幼稚園とは逆の位置になりますが、説明会などでお出かけの折りに
は見ておきましょう。
闘志が盛んでも、けじめの無い子は駄目です。幼いながらも、幼いなりに、自
分の気ままを押さえて、自分のことは自分でやろうとする意欲の培われた子で
す。過保護、過干渉の育児からは、こういった子は、育たないのではないでし
ょうか。
ところで、過保護、過干渉の育児といわれても、少子化時代ですから、お母さ
ん方もよく分からない場合が多いのではないでしょうか。子ども達の成長する
過程を思い出してみましょう。
「ゼロ歳は条件反射の時期」といわれ、赤ちゃんは「これはママの声だ」、
「これはパパかな」といったように、いろいろなことを五感を通して学んでき
ました。
「二歳は模倣の時期」といわれ、何事もご両親のやっていることをみて、一所
懸命まねをし、身につけてきました。
「三歳は自立の時期」といわれ、自分で何事もやってみたいと挑戦を始めまし
た。この時期に入っても、手を貸し、口をはさんでいては、自立心は育ちませ
ん。手を貸してもいいのは、二歳までです。
ですから、子ども達のやっていることを見ていて、手を貸したくなれば過保護
であり、口をはさもうかなと思っただけでも過干渉だといえるのです。三歳過
ぎても、手を貸し口をはさんでいては、いやな言葉ですが、超過保護であり、
超過干渉の育児なのです。三歳児のお子さんを持つお母さん方、いかがでしょ
うか。
併設の小学校の教育方針は「鍛える教育」ですが、その目標は日本昔話のキャ
ラクターでもある「気は優しくて力持ち」です。
【募集人員】二年保育 男児約40名 女児10名
【入試Q&A】
Q:昼食は給食ですか?
A:いいえ、給食ではなく、お家からのお弁当です。
Q:預かり保育(延長保育)はありますか?
A:いいえ、ありません。
Q:通園バスはありますか?
A:いいえ、ありません。
Q:車での通園はできますか?
A:いいえ、できません。
保護者の方に徒歩及び公共交通機関にて送り迎えをしていただきます。
Q:通園時間についての制限はありますか?
A:はい、あります。
「自宅から幼稚園まで徒歩及び公共交通機関で、通園時間が1時間以内」
となっております。
(平成27年2月現在のホームページより)
[青山学院幼稚園]
二年保育から三年保育になり何年かたちました。今も以前と変わらず狭き門で
す。青山学院初等部は、ミッション系でも共学です。やはり、宗教教育を行い、
共学で、しかも大学まであることが魅力でしょう。
★保育理念★
青山学院幼稚園は、青山学院教育方針に基づき、豊かな自然の中でいろいろな
人と共に生活することにより、神様の恵みと守りを感じ、祈りと感謝と喜びの
生活が実現できる保育を目指すものです。
★保育目標★
青山学院幼稚園の保育は、
神様やまわりの人に愛される体験の中で、
祈りのうちに生活する。
自然の恵みの中で生活し、神様の存在を身近に感じ、
恵みとして与えられる環境を大切にする。
感謝と喜びのうちに生活し、まわりの人々に対する信頼感、思いやりの心をも
つ。
意欲を持って生活し、よく聴き、よく観る、よく考える。
それぞれに与えられた力を十分に表し、
お互いをかけがえのない存在として認め合う。
ご両親の育児の姿勢と保育理念に違和感はないでしょうか。これが志望理由と
直結するからです。
ミッション系の幼稚園を受験する際に考えなければならないのは、宗教につい
てです。
たとえば、志望理由として、
「神様の恵みと守りを感じ、祈りと感謝と喜びの生活が実現できる保育の方針
に賛同いたしまして……」
といったとします。
これに対して、
「日常の育児にどのように取り入れていますか」
と質問されて返答につまるようでは、なぜ本園を選んだかの答えになりません。
保育の目標は、「祈りと感謝と喜びの生活」をわかりやすい言葉に置き換えた
ものです。
こういったことを育児の基本として大切にしていれば、キリストの教えを忠実
に実行していることになるとは考えられないでしょうか。これが幼稚園側のい
う、「ご家庭の育児の方針と幼稚園の保育の方針に共通認識がある、つまり、
一致していること」になるわけです。
倫理、教理と難しく考える必要はありません。信者でなければ、知らなくて当
たり前のことだからです。ただし、「無宗教」とか「無神論者」は、日本だけ
で通じる話です。外国へ行って、「私は無宗教です」ということは、「人を殺
してもいいという考えを持っている人」と解釈されるようです。信仰心とは、
「人を殺さないことを誓約する証拠」だそうです。
初等部は、ランドセルも通信簿もありません。ランドセルがないのは、勉強は
学校で、生活習慣、しつけは家庭でする、これも初等部が大切にしている教育
方針です。
また、一貫教育制度は、幼稚園から大学までエスカレーター式に進学できるの
ではなく、同じ教育理念で指導を受けるシステムのことです。幼稚園を選ぶ場
合、併設校の教育方針や一貫教育制度について期待することを、きちんとまと
めておくべきです。
ある年の説明会で聞いた話です。
「本園は、9時から9時15分までの登園です。バスなり、電車なり、歩きな
りで、その道を、お子さんが2年間、車なしで、雨の日でも、雪の日でも通え
る方に受けていただきます」
まだ三年保育を開設していないときでしたから、現在では「お子さんが3年間
云々」となりますが、無理な通園は歓迎しないということでしょう。幼稚園の
送迎は、親の責任で行いますから、安易に考えると困ったことになります。
【募集人員】 男児20名 女児20名 [3年保育のみ]
【入試Q&A】
Q:行事や日常の保育を見学できますか?
A:出来ません。
Q:家族にキリスト教を信仰する者がいませんが、受験出来ますか?
A:受験出来ます。
聖書のことをご存じない場合も、入園後、聖書について学ぶ機会があり
ます。
Q:通園時間に制限はありますか?
A:通園は公共の乗り物を使用します。自家用車での通園は禁止されていま
すので、お子様にとって通園可能かどうかは、ご家庭で判断してくださ
い。
Q:海外赴任など生じた場合はどうなりますか?
A:幼稚園には一時退園という制度があります。一年間のみ退園を認める制
度です。
したがって、ご家族の海外赴任に伴って、お子様が幼稚園に通えない場
合、一年間の退園となりますが、一年後には幼稚園生活を再開していた
だきます。
Q:家族や親族に卒園者がいることで、優遇されますか?
A:適性検査、保護者面接の2つの領域で総合的に合否を決めますので、優
遇はありません。
Q:紹介状や推薦状の必要はありますか?
A:必要ありません。ご用意されても考慮されません。
Q:受験に当たって青山学院への寄付金、入園予約金を払うことはあります
か?
A:一切ありません。
(平成27年2月現在のホームページより)
ところで、説明会が行われるガウチャー記念礼拝堂のすぐ前に、学院の第二の
校歌として親しまれている平岡精二作詞、作曲の「学生時代」の歌碑が建てら
れています。平岡氏は学院出身で、昭和30年代のスウィングジャズ時代に活
躍された名ビブラホン奏者、学院の校歌も作曲していますが、ジャズプレーヤ
ーが校歌を作曲しているのは珍しいのではないでしょうか。
(次回は、学習院幼稚園、成城幼稚園についてお話しましょう)
さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>★★名門幼稚園の保育方針 国立附属幼稚園編(2)
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「めぇでる教育研究所」発行
「2016さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>」
第12号
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名門幼稚園の保育方針 国立附属幼稚園編(2)
この他の国立附属の幼稚園は、以下のとおりです。
【東京学芸大学附属幼稚園 竹早園舎】
★教育目標★
本幼稚園では、いろいろな個性を持つ子どもたちの交流を通して、豊かな人間
理解を根底とする社会性の芽生えを培うことを基本とし、幼児が主体的に行動
できる環境を通して、自主性・創造性を育て、健康・明朗で個性豊かな民主的
人格の芽生えを培うことを目標とするものである。これを受けて竹早園舎では、
・自分なりのやり方で一生懸命に取り組む
・友達と共感しあう
・自分の役割を最後まで果たそうとする
を教育目標としている。
募集園児数は、男児15名・女児15名 計30名。
通園地域制限は、願書提出の時点で保護者とともに東京都23区内に居住し、
自宅から本園まで、幼児が徒歩または公共の交通機関を使用して35分程度ま
でで通園できる者で、入園後もこの地域内に保護者とともに居住する者。ただ
し、受験のための一時的な住所の変更(寄留)は一切認めないとなっています。
選抜方法は、抽選で第一次選抜合格番号発表、第二次選抜、発育総合調査、第
三次選抜で抽選。
平成27年度の入園調査の結果
募集人数 男女 各15名
応募数 男 269名 女 281名
第一次合格者数 男 25名 女 24名
抽選合格者数 男 15名 女 15名
(平成27年1月26日のホームページより)
【東京学芸大学附属幼稚園 小金井園舎】
★教育目標★
人や身近な環境にかかわる中で、自主性と創造性を持ち、明るくのびのびと自
己発揮する子どもを育てる。一人一人を生かす保育。
・感動する子ども
・考える子ども
・行動する子ども
募集園児数 三歳児 約50名 うち若干名は障害のある幼児とし、選考は別
枠で実施。
通園地域制限は、指定した通園区域内(小金井市の一部、国分寺市の一部、小
平市の一部)に願書提出当日に在住する者で、保護者または代わりの者が付き
添い、徒歩で通園できる者となっています。
選抜方法は、第一次検定は抽選、第二次検定は面接と観察。
なお、障害のある幼児の入園志願者募集については、ホームページに紹介され
ていますのでご覧ください。
ところで、東京学芸大学附属の小学校は、竹早小学校、大泉小学校、世田谷小
学校、小金井小学校と四校あって中学まで進めますが、高校は一校しかありま
せんので、それぞれの中学校から約五分の三しか進級できません。成績優秀な
生徒だけが集まりますから、合格実績がさん然と輝きます。
平成26年度は東大56名(56名)、慶大119名(41名)、早大175
名(40名)合格、( )内は進学者数。一時、高校進学辞退者もいて東大
の合格実績も下降気味と報道されていましたが、この実績が魅力になっている
のは間違いないでしょう。
【千葉大学教育学部附属幼稚園】
★教育目標★
・明るくすなおな子ども
・進んでとりくみやりぬく子ども
・考える子ども
・協力しあう子ども
募集人員は三歳児、男児約14名、女児約14名、四歳児、男児約14名、女
児約14名。
通園地域制限は、出願時現在、千葉市の下記指定地域に保護者とともに住居し
ている者。
中央区、稲毛区(園生町は京葉道路からJR総武線寄り)・花見川区・美浜区・
若葉区殿台町(高品交差点から千葉若葉消防署殿台出張所前を結ぶ道路以南)。
選抜方法は、第一次選考、第二次選考(抽選)。
なお、応募者の公表はありません。
【埼玉大学教育学部附属幼稚園】
★具体的目標★
子どもの自らのびる力を育てる。
・健康で明るくたくましい子ども
・自らすすんで人とかかわり友達と仲良く遊べる子ども
・のびのびと表現し、創造性豊かな子ども
募集人員は三年保育、男女計約20名、二年保育は、附属小学校の定員数の削
減により平成25年度(平成24年11月実施)から、男女計約10名に変更
されました。
通園地域制限は、通園区域内に、公示日現在、保護者と同居していて徒歩で通
園できる者。
さいたま市浦和区(常盤・高砂・元町)、南区(別所・鹿手袋)、南区(別所)
桜区(西堀)、
中央区(大戸・新中里)など、詳細は募集要項をご覧ください。
選抜方法は、第一次検査、第二次抽選。
なお、応募者の公表はありません。
国立附属幼稚園の場合は、地域指定や通園方法にも徒歩などといった条件があ
り、平等を期すために考査前や合格後に抽選のあることがもどかしいところで
しょう。「抽選があるから」と早くから準備をされない方もいるようですが、
抽選で受験資格を得てからでは、せっかくのチャンスを無にすることになりか
ねません。ご両親には面接の対策を、子ども達には「お母さんのもとを離れて
も楽しいことがある」ことをきちんと体験しておく必要があります。
(次回からは、私立の幼稚園についてお話ししましょう)
さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>★★名門幼稚園の保育方針 国立附属幼稚園編(1)
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「めぇでる教育研究所」発行
「2016さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>」
第11号
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名門幼稚園の保育方針 国立附属幼稚園編(1)
今回から3月にかけて、名門幼稚園の保育方針などを紹介しましょう。
紹介する幼稚園は、国立附属を除き、筆者が入園説明会へ参加した幼稚園であ
ること、そして募集人員は平成26年秋に実施したものであることをお断りし
ておきます。
最初に、悠仁様が通っていたお茶の水女子大学附属幼稚園から紹介しましょう。
ご存知のように悠仁様は、お茶の水女子大学附属小学校へ進学されました。
【お茶の水女子大学附属幼稚園】
国立のお茶の水女子大学、私立の日本女子大学といえば、我が国、女子教育の
最高学府。そのお茶の水女子大学の附属幼稚園で、自由保育の発祥の園です。
地下鉄丸ノ内線の茗荷谷駅から徒歩十分足らずの所にありますが、文京区の文
教地域だけに、朝などは幼稚園児から大学生で大混雑をします。お茶の水は幼
稚園から大学まで、東京学芸大学附属竹早は中学まで、筑波大学附属小学校、
そして跡見学園があるからです。
この幼稚園に入るのは大変です。例年、男子は倍率20倍、女子となると30
倍を越し、同附属の小学校の女子は例年70倍前後のようですから、まだ、い
いのかもしれませんが、この倍率を聞いただけで遠慮したくなります。
教育の目的、姿勢の中に、自由保育の真髄が述べられています。
★教育の目的★
お茶の水女子大学附属幼稚園は入園した幼児を保育して、心身の発達を助ける
事を目的と
しています。特に、次のような子どもに育てようとしています。
・からだがじょうぶで、元気がよい。
・自分のことは自分でする。
・友達と仲良く遊ぶ。
・ものごとにいきいきとした興味を持つ。
・思ったことをはっきりと話し、人の話をよく聞く。
・創意工夫したことを楽しんで表現する。
本幼稚園は、お茶の水女子大学の附属として幼児教育の理論と実際に関する研
究をします。本幼稚園は、お茶の水女子大学学生にとっての保育、教育の実習
と研究の場であります。本幼稚園は、研究や保育の実際を公開して、幼児教育
の進歩向上のために貢献します。
★教育の姿勢★
本園では、幼児期の特性を踏まえ、それぞれの子どもが自分でやりたいことを
見つけ、自分から人や物や環境にかかわって遊びに取り組んでいくことを重視
しています。従って一日の過ごし方は、その子どもの興味や関心によってそれ
ぞれに異なります。一人ひとりの思いに沿った生活の自然な流れを大切に考え、
同じ事を同じ時に、どの子どもにも教え込むようなことはしていません。その
時々に、一人ひとりに合わせた指導を行って、個々の子どもの興味や意欲、自
ら考え行動する姿勢を育てようとしています。意欲を持って自分から始めた遊
びを十分行うことを通して、子ども達の中に充実感、満足感がもたらされます。
その充実感、満足感は、保育者との信頼関係、友達との様々な触れ合いなど、
人との関係の中でより大きなものになっていくと考えます。自然な生活の中で、
人と人が十分触れ合い、多様な感情を体験していくことが大事なことだと考え
ています。
国立附属の幼稚園だけに、誰でも入れるわけではありません、応募資格があり
ます。
保護者と同居し、幼稚園からおよそ半径3km内で、荒川区、北区、新宿区、
千代田区、台東区、豊島区、文京区と指定地域があり、徒歩または公共の交通
機関で通園できるものとし、上記の条件を満たしていない場合は、たとえ出願
しても入園資格はないものと決められています。
「保護者と同居」は、都内に住む祖父母の所へ、住所を移すだけでは受験でき
ないことであり、「出願しても入園資格はない」とは、上の条件を満たしてい
なければ、たとえ合格しても入園を認めないということです。
募集人員は三年保育、三歳児男女各約20名、二年保育、四歳児は男女各約
10名。
平成26年度は、三歳女児425名(21.25倍)、三歳男児302名
(15.1倍)、四歳女児328名(32.8倍)、四歳男児216名
(21.6倍)ですから、まさに狭き門であるわけです。
(データは、平成26年秋に実施されたもので、平成27年1月19日現在の
同幼稚園のホームページより転載したものです)
さらに、選抜の方法が厳しいのです。
第一次検定が抽選です。
何とか受験資格の幸運に恵まれても、合格の保証はありません。
第二次検定は試験と親子面接を受けます。
抽選後、試験まで一週間ほど間があります。
現在は両親面接ですが、かつては保護者一人でしたから、お母さん方にはたい
へんな時代がありました。
そして第二次検定を通過しても、最後の関門が控えています。
第三次検定は、またしても抽選があり、当選者が入園候補者になります。
第二次検定は、行動観察と親子面接です。
行動観察といっても、子ども達は好きなおもちゃなどで遊びが中心ですから普
段着でいいわけです。
もちろん、初めての場所で遊びますからかなり緊張します。
しかし、幼児教室や塾へ通い、「お母さんのもとを離れても楽しいことがある」
ことを知っていれば、子ども達はすぐに対応できます。
問題は、お母さん方です。
両親面接といっても、多くの場合はお母さんが一人で参加しているようです。
「合否の鍵は、私の面接次第ではありませんか!」
気の弱いお母さんは、胃が痛くなるほどプレッシャーがかかるそうです。
抽選に当たってからの準備では、当然ですが間に合いません。
「抽選があるから」と安易に考えずによく研究をされ、心の準備をしてから願
書を出しましょう。
教育目標に書かれているのは、幼児教育に関していろいろな実験をし、その成
果を見に全国の幼稚園の先生方が見学に来ますし、幼稚園の先生を目指す学生
さんの担当する実習時間もあり、普通の幼稚園では考えられない保育があるこ
とです。
いろいろな実験とは、単純に考えるとデータがほしいわけです。
「こういう保育は、どうだろう?」
という理論に、どのような反応があるか知りたいのですから、積極的に応えて
くれる子ども達が歓迎されるというわけでしょう。
さらに、見学者が大勢やって来ます。
周りの雑音に左右されずに順応できる子でしょう。
過保護、過干渉な環境で育てられた子ども達には合わないでしょうし、神経質
な子だと、正直にいって疲れはてるのではないでしょうか。
やはり、心身共に健康な子ども達ということでしょう。
女の子にとっては、入園できれば本人の努力次第で、内部特別進学で天下のお
茶大に進める道もあるようですからお母さん方が熱く燃えるのも無理のない話
ですね。
このように国立附属の幼稚園は、一般の幼稚園と同様に幼稚園教育を行うほか、
附属幼稚園として大学の連携のもと、学生の教育実習を行うと共に、幼稚園教
育の内容、方法について実証的、実験的教育を行う使命を持っていますから、
入園を希望するご両親は、この主旨を理解し応募されるべきでしょう。
(次回は、この他の国立附属幼稚園を紹介しましょう)
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