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めぇでるコラム : 2016小学校受験: 2014年7月

2016さわやかお受験のススメ<小学校受験編>★★お子さんは、朝起きてから寝るまで、どのくらいのことを自力でできますか

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        「めぇでる教育研究所」発行
     2016さわやかお受験のススメ<小学校受験編>
            (第3号)
 現年中児のお子さまをお持ちの小学校受験をお考えの皆様を応援します!!
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お子さんは、朝起きてから寝るまで、どのくらいのことを自力でできますか。
 
まず、基本的な生活習慣のことです。
一言でいえば、「誰の世話にもならず、自力で生きていくために培われた、年
齢にふさわしい適応能力」のことで、食事・睡眠・排泄・清潔感・衣服の着脱
の5つが基本といわれています。
これは皆さん方が、今まで手がけてきたことばかりではないでしょうか。
おそらく、3歳頃からお子さん自身が自分でやる機会も増え、できることも増
えていったと思います。
その時から賢明なお母さん方は、手を抜き始めたのではないでしょうか。
お子さんの自立の始まりです。
ですから、3歳を過ぎても子どものやっていることをみて、手を貸そうとすれ
ば過保護であり、口を挟もうとすれば過干渉の育児になり、実際に手を貸し、
口を出していると、いやな言葉ですが、超過保護であり、超過干渉の育児にな
りがちで、お子さんの自立は阻まれてしまいます。
お子さんを取り巻く環境はいかがでしょうか。
 
20項目あげてみましたが、早生まれのお子さんでは、まだ無理なことも入っ
ていますし、今の時点でこれらのすべてが、きちんとできていなければいけな
いということではありません。
受験を考えていないお子さんの場合は、年長になる来年の4月をめどにして間
に合いますが、受験されるお子さん方には、少し厳しくなりますが、幼児教室
の新学期が始まる、今年の11月を目安にして頑張ってみましょう。
目的は、自立心を養うことです。
幼児教室では、手のかかるお子さんは歓迎されませんし、入室テストで断られ
ることもあるからです。
 
 1.毎朝一人で起きられますか。
 2.歯磨き、洗顔を一人でできますか。
 3.風呂で体を洗い、洗髪できますか。※
 4.衣服の着脱はできますか。
 5.ボタンの掛け外しはできますか。
 6.食事は一人でできますか。
 7.箸やスプーンの持ち方に気になることはありますか。
 8.食事に時間はかかりますか。
 9.幼稚園へ行くときの準備は一人でできますか。
10.幼稚園から帰ってきたとき一人で着替えができますか。
11.外から帰ってきたとき、手洗い、うがいはできますか。
12.おもちゃ等遊んだものを片付けられますか。※
13.自分の身の回りの整理整頓はできますか。※
14.ハンカチやちり紙を使えますか。※
15.はさみで形の切り抜きができますか。
16.ひもを結べますか。(かたむすび)※
17.靴をはくことができますか。
18.玄関で靴をそろえて脱げますか。
19.毎朝決まった時間にトイレに行っていますか。
20.早寝、早起きをし、睡眠は10時間以上とっていますか。
        ※は無理をしないことです。
 
3.洗髪は、幼児にとっては大事業ですから急がせる必要はありません。
毎年、年長の夏に2泊3日の合宿に出かけていた頃の経験ですが、いやがる男
の子には、耳をしっかりと押さえさせ、シャンプーも少しだけつけて洗ってあ
げると、意外に「何だ、ぼくにもできる!」となり、合宿から帰ってきたわが
子の変わった様子に驚かれるお母さん方がいましたが、怖がるからやらせなか
った場合が多いものです。
 
7.箸を正しく持ち、他人の世話を受けずに食事ができることは、排泄と共に
集団生活でも最も大切なことです。
立教女学院小学校の昨年の説明会で、教頭の吉田太郎先生は「今年も箸を使う
ような問題が出たとしても、できるだけ速く物をはさみ移動させることを競っ
ているのではなく、生活習慣としてみせていただきます」とおっしゃっていま
したが、箸をきちんと持って食事のできるお子さんは、筆記用具を正しく持て
ていますから、お母さん方の育児の姿勢、しつけがわかるわけで、決してタイ
ムを争わせているわけではありません。
今年は写真を2カット使用し、箸の正しい持ち方を説明しましたが、筆記用具
の持ち方は書写の基本であり、小学校の勉強の初めの一歩につながる大切な生
活習慣であり、適正能力ですから、学校側も重視しているわけです。
 
11.幼児にとっては難しい習慣で、これこそご両親がしっかりとお手本を見
せることが大切です。
インフルエンザの防止のために、うがいを励行されたと思いますが、これが習
慣になっているようですね。
「外から帰ってきた時は、手を洗いましょう」は、清潔感を身につける大切な
習慣です。
 
13.整理整頓ですが、男の子は苦手ですね。
「まだ、小さいから、今にできるようになる」と思っているようではできるよ
うになりませんし、その度にうるさく注意するだけでは身につきません。
整理の仕方がわからない場合もあります。
「君は、まだ小さくてできないから、先生が手伝うよ」と一緒に片付けている
と、それが習慣になって1ヶ月もしないうちに自分から片付け始める子もいま
す。
おもちゃを箱に乱雑にしまう子は、片付ける手順がわからない場合が多いもの
です。
文句をいう前に、なぜできないか、その原因を考えてあげましょう。
そして、お父さん方にも一言、「置きっ放しにしないで! だらしがないんだ
から」などとお母さん方から苦情が出ていませんか。
お母さん方へ、お子さんの前で、こういった乱暴な言葉は、絶対に使わないで
ください。
小さい時から、父親の存在をないがしろにする言動は、厳に慎むべきです。
子ども達は、強いお母さんを歓迎しているわけではありません。
 
14.男の子は、手でこすって始末したり、ズボンで拭いたりしがちですが、
どうしてティッシュペーパーやハンカチを使うか、時間をかけて教えましょう。
衛生感覚を身につける大切な生活習慣です。
 
15の手作業、関係のないように思えますが、切る、折る、貼るといった作業
は、自立心と深いかかわりを持っています。
誰の手も借りずに、はさみを使えることは、脳と筋肉が、ある目的のために、
自主的に共同作業をしていることになるからです。
自らやろうとする意欲の育まれていることがわかりますから、出題されるわけ
です。
 
こういった基本的な生活習慣の身についている子は、試行錯誤を繰り返し、工
夫し、努力をしていますから、自立心や自発性が培われ、それが集団生活への
適応力を育むもとにもなっているのです。
 
さらに、加えておきたいのは、「あいさつができますか」ということです。
「おはようございます」「いただきます」「ごちそうさま」「いってきます」
「ただいま」「ありがとう」「ごめんなさい」「おやすみなさい」は、ご両親
が率先して行うことで、きちんと身につくものです。
特に、「ありがとう」「ごめんなさい」と素直にいえる子は、情緒も安定していま
す。
あいさつは、人とのかかわりをスムーズに行うための潤滑油であり、次回にお
話します、集団生活への適応力にも大きな影響を与えるものです。
 
基本的な生活習慣は、自力で生活できる適応能力のことです。
小学校の入学試験は、「初めての所へ行って、初めて会った友達の中に入り、
初めて会った先生のいうことを聞き、適切に対応できるか」を判定されること
であり、頼りになるのは自分自身だけで、誰も助けてくれません。
「子離れできないお母さん」「お母さん離れのできないお子さん」では、入学
試験に対応できないことをご理解いただけたのではないでしょうか。
どこの学校でも、「基本的な生活習慣が身についているかを見たい」といって
いるのは、適応能力が身についているかを知りたいからです。
最近の説明会でよく聞く、「当たり前のことが当たり前にできない」の意味は、
知的な能力ではなく生活習慣やしつけのことです。
まず、こういったことからしっかりと育てていくことが、合格への道を歩むこ
とになるのです。
ただし、繰り返しお願いしておきますが、お子さんの生まれ月を無視すること
は、成長を阻害するおそれもありますから、慎重に取り組んでいただきたいと
思います。
 
梅雨明け前の不順な天候が続いていますが、お子さんの健康管理には十分に気
をつけてください。
(次回は、集団生活への適応力についてお話しましょう)
 

2016さわやかお受験のススメ<小学校受験編>★★先手必勝といっても、あおっているのではありません

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        「めぇでる教育研究所」発行
     2016さわやかお受験のススメ<小学校受験編>
            (第2号)
  現年中児のお子さまをお持ちの小学校受験をお考えの皆様を応援します!!
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先手必勝といっても、あおっているのではありません
             
今回を含めて今年の10月まで、16回配信できますが、この間に家庭でやら
なければならないことをしっかりと行い、身につけることができれば、11月
から始まる幼児教室の新年長クラスでの学習は、お子さんにとって楽しい教場
となるはずです。
これから6つのことについてお話しますが、どれから始めるかといった優先順
位はありません。
子ども達は幼稚園や保育園で、国語、算数、社会といったように、教科別に時
間を区切って学習しているわけではありませんが、あらゆる事柄に、先生や友
達と様々な関わりを持ちながら学んでいますから、ご家庭でも臨機応変に取り
組んでいただきたいと思います。
 
★お子さんは、自力でどのくらいのことができますか。
 基本的な生活習慣のことです。
 朝起きてから夜寝るまで、お母さんはどのくらい手を貸しているでしょうか。
 「自力でできることがたくさんあるお子さんの知的な能力は高い」といわれ
 ています。
 また、3歳過ぎてお子さんのやっていることを見て手を貸し、口を出すのは、
 過保護、過干渉の育児といわれ、お子さんの自立を妨げます。
 皆さん方はいかがでしょうか。
 
★お子さんは幼稚園や保育園へ通うことを楽しみにしていますか。
 社会性や協調性といった集団生活への適応力です。
 光塩女子学院初等科の説明会では、社会性のお手本はご両親とおっしゃって
 いました。
 「少し元気がありすぎるようですね」などといわれていませんか。
 「元気な子と無作法な子は違う」「明るい子とけじめのない子も違う」とも
 いわれていますが、お子さんはいかがですか。
 
★お子さんはお母さんの目を見て話を聞き、話をしていますか。
 話の聞ける子は相手の目を見ていますが、その瞳は輝いています。
 話をする子の表情は、いつも楽しそうです。
 幼稚園や保育園、外から帰ってきたときに、「ママ、あのね!」と話しかけ
 てきますか。
 そして、きちんと聞いてあげていますか。
 後で詳しくお話ししますが、「小学校の入試でもっとも大切なこと」と覚え
 ておいてください。
 
★折り紙やあやとり、点図形やお絵描きに興味を持っていますか。
 色を塗る、紙を切る、折り紙を折る、紐を結ぶ、糊で貼る、箸で摘むなどの
 手作業は、その年齢にふさわしい発達を遂げるもので、その時期を逃すと苦
 手意識を持ち、手をださなくなるともいわれています。
 また、点図形は、書写の基本練習にもなっており、多くの学校で出題されて
 いる訳は、ここにあるのです。
 絵は心の窓ともいわれ、描かれた1枚の絵からお子さんの情緒の発達状態も
 わかります。
 入試問題に絵を描かせる学校が増えていますが、絵はスケッチブックとクレ
 ヨンを与えて、すぐ描けるものではありません。 
 また、「手は第二の脳」ともいわれ、知的な能力の発達と深い関わりを持っ
 ています。
 お子さんは、「塗る・切る・折る・結ぶ・貼る・摘む・書く・描く」といっ
 た手作業に興味を示していますか。
 
★数量に関して直感力は働きますか。
 入学試験というと数量の問題が重視されているようですが、子ども達は数字
 を使い加減乗除で答えを出すわけではありません。
 直感で多少を見極めることから始め、○を使って答えを求めます。
 お子さんに、クッキーが3つと5つの入った皿を見せ、「多い方を食べてい
 いですよ」といったとき、数えることなく5枚のクッキーの入った皿を取る
 ことができるでしょうか。
 また、容量が同じ2つのコップの一方に、少しだけ多く入れておき、「多い
 方を飲んでいいですよ」といったとき、さっと多い方のコップを取れるでし
 ょうか。
 これは、決して卑しいことではなく、「about(アバウト) おおよそ
 の感じ=直感力」で判断した結果で、数量に関しては、まず、こういった直
 感力が働くことから始まります。
 お子さんは、いかがでしょうか。
 
★5分も歩かないうちに「おんぶ!」などといいませんか。
 現代っ子は、スタミナ不足といわれています。
 なぜ、赤ちゃんは「はいはい」を繰り返し、繰り返しするのでしょうか。
 ご存知のように、やがて歩き始めるための筋肉の鍛錬になっているわけです。
 幼児期には、敏感期といわれる「もっとも著しく発達する時期」があります。
 言葉の敏感期を逃すと、狼に育てられた少年のように話のできない人間にな
 ってしまいます。
 筋肉も同じで、身体全体を使い、遊ぶことで発達するものです。
 小学校に入ると余分なエネルギーをかけない省エネ運動を覚えますが、幼稚
 園時代は全力で身体を動かします。
 お子さんは、部屋で一人だけで遊ぶ省エネ運動に入っていませんか。
 
以上6つの項目を挙げてみました。
問題がなければ、ご両親の育児の姿勢にぶれはなく、お子さんは順調に育って
いるといえます。
「入学試験を控えている子どもにとって、知的な能力を鍛える項目がないよう
に思えますが」と心配なさる方もあるかもしれません。
ご安心ください。
こういったことがきちんとできるお子さんの知力は、十分に発達しているもの
です。
なぜなら、こういったことはすべて、自力でやらなければ身につかないことば
かりで、そのためには、試行錯誤を繰り返し、考え、工夫し、自発的に挑戦し、
自分のものにしているからです。
「自分のものにする」、これは幼児が自力で身につけた知恵です。
その知恵を土台にして、知的な能力は発達していくものです。
 
お母さん方も得意な料理は、レシピを見ないで、調味料も計量カップを使わず
に、作っているのではないでしょうか。
試行錯誤の結果、ご主人やお子さんが好む料理に出来上がっているはずです。
それと同じです。
知的な訓練だけを先行させるのは、ともすると、その時期に必要な成長を支え
る、大切な手順を抜くことになり、なかなか理解できないことが起きがちで、
そこから苦手意識が幅を利かせることになるのです。
「プロセスの重視」、幼児の学習は育児と同様、プロセスをなおざりにするこ
とはできません。
かつて桐朋小学校の説明会で、「私どもは試験といえどもプロセスを重視して
います」とおっしゃったことがありますが、皆さんはどうお考えでしょうか。
来週から、6つの領域の基本的な学習のプロセスについてお話していきたいと
思います。
 
はっきりとしない天気が続いていますが、お子さんの健康管理には十分に気を
付けてください。
(次回は、「基本的な生活習慣」についてお話しましょう)
 

2016さわやかお受験のススメ<小学校受験編>★★創刊号

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        「めぇでる教育研究所」発行
     2016さわやかお受験のススメ<小学校受験編>
            (創刊号)
 現年中児のお子さまをお持ちの小学校受験をお考えの皆様を応援します!!
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2016 さわやかお受験のススメ  小学校受験編 創刊号
 
ここ数年、私立小学校への受験者は減少しています。
もっとも受験者が多い慶應義塾幼稚舎でも、2014年度は、男子は987名
で一昨年に続けて1,000名を割り、女子は620名で、合計1,607名
でした。
新設された慶應義塾横浜初等部へは男子728名、女子529名、計1,257名
の志願者がありましたから、一概に減っているとは言えませんが、多くの小学
校では減少しているのは事実です。
 
また、学校説明会への参加者も減っています。
例えば、成蹊小学校は、昨年まで武蔵野市民文化会館(座席数1,354)で
開催していましたが、今年から学園内の体育館と大学のホールで開催すること
になりました。
毎年私は2階席に座りますが、ここ2、3年空席が目立ち、昨年はほんの数え
るほどしか参加者はいませんでしたから、学園内での開催になったのではない
でしょうか。  
 
ところが、このような状況にもかかわらず私立小学校は増えているのです。
全国の私立小学校は213校、東京都53校、神奈川県30校、埼玉県5校、
千葉県9校、茨城県6校、計103校で、関東の1都4県で全体の48%、
約5割を占めています。
 (2010年5月現在 「お受験インデックス 」より)
さらに、神奈川県藤沢市には日本大学藤沢小学校が、茨城県つくばみらい市に
は開智望小学校が、2015年4月1日に開校の予定です。
 
受験者が減り小学校が増えると、入学しやすくなったのかと思われるかもしれませ
んが、受験者には相変わらず狭き門になっていることも事実です。
例えば、日出学園小学校では、募集人員 102名、内部進学者32名います
から、計70名のところへ受験者は104名、およそ3分の1が不合格になっ
ています。
学校側も入学試験には、レベルダウンをしない方針であることも明らかです。
2学年から編入試験のある小学校は、学年ごとに補充していく方針であること
もわかります。
 
ここ数年の傾向として、受験者が減ることにより、年長の夏休み頃から塾に通
い、志望校への合格を目指す保護者も増えていますが、あと一歩及ばす、「も
う少し早く準備をしておけば」と後悔する話を聞くのも事実です。
 
入試に必要な知識や礼儀作法なるものを泥縄式に詰め込み、「受験準備、事足
れり」と考えるのは、誤りであることに気づいてほしい。
 
バブル経済全盛期の頃、あるミッション系の学校説明会で伺った話ですが、
「小学校の入学試験は、どういったものであるか」を的確に表現した言葉なの
です。
 
お受験というと、知的な能力の問題に目を向けがちです。
たとえば、「話の記憶」では小学校高学年の「長文読解」と同じことを、文字
を使わず、話を聞くだけで答えますし、「数の問題」では、数字も記号も使わ
ずに、1年生で学ぶ足し算・引き算、2年生で学ぶ掛け算、3年生で学ぶ割り
算、4年生で学ぶ分数の問題まで出題されていますが、いずれも自宅でプリン
ト学習で対応できると考える保護者が多く、「傾向と対策的な受験準備」に心
を奪われるのは、ご両親も受験戦争を体験してきた世代だけに無理のないこと
かもしれません。
 
しかし、テストは机の上で解答をするだけではありません。
例えば横浜雙葉小学校では、入学試験でグループで輪になり、床に座って弁当
を食べます。その目的は集団生活の中で、お子さんはどうあるべきかを、親が
しっかりと考え、優しく、あるいは厳しくしつけなければならないということ
で、ご両親の責任においてしっかり育児しているかを見ることにあるのです。
基本的な生活習慣やしつけ、社会性や協調性といった集団生活への適応力は、
小学校生活をスムーズに過ごすために身につけなくてはならない基礎、基本で
す。
学校側も、ここを見極めたいのです。
小学校の受験は、試験を受けるのはお子さんですが、判定されるのは、ご両親
の育児の姿勢なのです。
生活習慣やしつけ、適応力は、付け焼刃では身につきません。
「ゆっくり、じっくり、的確に」進めていくのが、小学校受験のキーポイント
で、育児と同様、速成や即製はできません。
年中の7月から10月にかけて、ご家庭でしっかりとやるべきことがたくさん
あり、この4か月間の地道な努力こそ、合否のカギを握っているといっても決
して過言ではありません。
 
来年の秋に希望する小学校から招待状を頂けるように、お役に立つ情報をお届
けいたします。
ぜひ一緒に頑張りましょう!応援します。
 
平成26年7月
                    めぇでる教育研究所 
                          所長 藤本 紀元

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