さわやかお受験のススメ<保護者編>創刊号
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「めぇでる教育研究所」発行
2022さわやかお受験のススメ<保護者編>
~紀元じぃの子育て春秋~
「情操教育歳時記 日本の年中行事と昔話」
豊かな心を培う賢い子どもの育て方
-第1号-
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創刊号
小学校の入学試験は、文字も数字も使わずに行われます。
ペーパーテストには、多くの場合、答えは出ていますが、設問はどこにも
書かれていません。あらかじめ録音された設問を聞きながら、言語の領域
の問題である「話の記憶」では、中学年から高学年で学ぶような「長文の
読解」を、文字を使わずに解き、「数の問題」では、数字や+-×÷の記
号を使って計算せずに、○を書いて、1年生で習う足し算、引き算、2年
生で習う掛け算、3年生で習う割り算や分数まで解いています。立体図形
の展開図は4年生で習います。
一見、幼児には無理なのではないかと思う問題でも、繰り返し体験学習を
していくことでこういった設問を解くことができるようになります。「胎
児はみんな天才だ」という書籍がありましたが、幼児になってもすごい力
を発揮してくれます。ただ、ここで気をつけておきたいのは、強いて勉め
る「勉強」ではなく、保護者の方と一緒に実験しながら、楽しみながら取
り組む「学習」である、ということです。
そして、学習するため、ひいては小学校の入試で大切になるのが、「話を
きちんと聞きとる力」、「イメージ化する力」、「考える力」、「推理、
思考する力」なのです。こういった能力を培うには、何といっても「対話」
と「本の読み聞かせ」です。
また、日本には四季があり、その季節に応じた行事や昔話が数多くありま
す。保護者の方に改めてこういった日本文化、年中行事の由来を理解して
いただき、それをお子さんとの対話にアレンジして話をし、その月にふさ
わしい昔話を読んであげてほしいのです。昔話は、勧善懲悪で、幼い子ど
も達の心に、正義感を植えつけることができ、情操教育にもなります。
このような思いから、「志望校合格を目指し、ご家庭でできる入試に必要
な能力をお子さんとご一緒に楽しみながら培うお手伝いをしていきたい」
と、当研究所藤本紀元の著書「私家版 情操教育歳時記 日本の年中行事
と昔話 情操豊かな子どもを育てるには 上・下」をもとに編集、制作し、
お届けしていきます。
この1年間、志望校合格を目指し頑張る保護者の皆様方、微力ながら応援
させていただきます。
めぇでる教育研究所